下着を被り、靴の匂いを嗅ぎ……警察庁“国家機密”おもらし官僚の意外な性癖って!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
こちらは文春の元巨人軍にいた中継ぎエース・越智大祐(33)のゲス不倫だ。これは不倫というより「結婚詐欺」に近い。
昔は巨人ファンだったが、越智という名前はほとんど記憶にない。左の中継ぎのエース山口鉄也投手と「風神雷神コンビ」といわれていたそうだから、それなりに活躍していたのだろう。
10年に結婚しているが、件の女性と出会ったのは11年。巨人軍の宮崎キャンプのとき、彼女はその地でキャバクラにいたという。客として来店した越智は、彼女のことを気に入り「ホテルに来て欲しい」「会いたい」と盛んに連絡が来るようになった。
だがその当時、彼女も結婚していて子どももいたそうだ。数年間は客とホステスという関係だったが、ある時「離婚した」というメッセージが届き、14年の春のキャンプの時から交際するようになったという。シーズンが始まると毎週のように東京へ出向いた。その頃越智は「闇スロット」にはまっていて、渋谷のラブホテルが建ち並ぶ中の古びた洋館に通っていたそうだ。
闇カジノと同じ違法行為だ。そこは山口組系の元組幹部の息子が経営していて、その男と越智は仲がよかったという。 越智は14年秋に現役を引退したが、その翌年に、親交があった人間が古銭詐欺グループの一員として逮捕された。そのため警視庁から事情聴取と家宅捜索を受けているというから、その筋の人間たちとの交流はかなりあったようだ。
同じ年、巨人軍の野球賭博事件が起き、名前が上がったのが越智と親しかった人間ばかりだったが、越智は忽然と姿を消していた。越智は宮崎へ行き、件の女性に「俺も離婚しているのだから、お前も離婚しろ」と迫り、彼女は離婚して同棲生活を始めた。
だが、越智が出したのは生活費として出した20万円だけ。ヒモ生活をしながら朝から晩までパチンコ屋でパチスロを打っていたという。そのうち、別れたはずの越智の奥さんから頻繁に電話が入り、問い詰めると「実はずっと結婚しています」と白状し、翌朝、宮崎から姿を消してしまったそうだ。その後、愛媛の松山で、やはりキャバクラ嬢をたらし込み、「離婚する」「お前の店を出してやる」と嘘八百を並べていたという。
文春を読む限り、越智という男は根っからの詐欺師なのであろう。野球賭博常習者と結婚詐欺師が一時期の巨人軍を支えていたのだ。件の女性は「二月中にも婚約不履行で訴訟を起こす予定です」と語っているが、こういう男はこれからも同じことを繰り返すのだろう。
ここで今メディアで論争になっているTOKYO MXテレビ『ニュース女子』について触れておきたい。1月2日に同番組で、沖縄県東村高江の米軍高江ヘリパッド建設をめぐって先鋭化している反対運動について特集した。その中で反対派を「テロリストみたい」「反対派は日当をもらっている」。また在日コリアン3世の辛淑玉がいることに「韓国人がなぜ反対運動に参加するのか」などと報じた。当然ながら、それに市民団体などから抗議の声が上がった。
TOKYO MXはエフエム東京を筆頭に、東京新聞を発行する中日新聞や東京都が出資する東京ローカルのテレビ局で、番組の司会を東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋が務めている。
東京新聞は2日付朝刊一面で「事実に基づかない論評」が含まれていたとして、謝罪記事を掲載した。だが、長谷川は「『不始末を犯した長谷川を処分する』と世間に公表したようなものだ」と東京新聞を非難している。
私も以前、長谷川と対談したことがある。彼は安倍首相と近く、東京新聞の論調とはもともと相容れない考えの人物だから、辞める気はないのかと聞いたら、親会社の中日新聞の上層部が辞めないでいいといっていると答えた。したがって今回の報道も驚かない。だが、ヘリパッドや普天間基地反対を訴えている人たちを貶めるような偏った取材と報道の仕方は、東京新聞を朝日新聞以上にリベラルだと支持してきた読者を裏切ることになった。
東京新聞は、社の論調と180度違う発言をした長谷川を処分をするべきだし、長谷川は社を辞めて自由な立場でモノをいっていく道を選ぶほうがいい。右でも左でも言論は守られるべきだと、私も思う。また、社の論調が間違っていると思うなら、ひとりでも社内から声をあげるべきである。
だが今回の問題は、そうではない。社が大事にし、読者の多くもそれを支持している考え方とまったく違う主張をするなら、社を離れてするのが報道人が最低限守らなくてはいけないマナーである。かつて本田靖春は、所属している読売新聞の紙面を正力松太郎社主が私することに異を唱え、社を辞して批判した。これが私の考える報道人のあり方である。
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