トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『A LIFE』過去最低も……

いよいよ草なぎ剛『嘘の戦争』に抜かれる!?『A LIFE~愛しき人~』過去最低も、内容は……

 この3人の演技合戦が、第4話を1本のお芝居として見応えあるものにしたと思います。

 一方、沖田を演じる木村拓哉はといえば、キャラ設定として「芯が通っている」ので、特に変化はありません。なんか、壁打ちの壁みたいな感じです。そういう役だからそういう芝居をしているのか、そういう芝居しかできないからそういう役を与えられるのか、それはまあ、とりあえず置いておきます。

 というか、実は4話になって沖田にも小さな変化が与えられました。壮大の妻で壇上院長の娘である深冬(竹内結子)と10年前に付き合っていたわけですが、「お互いにフラれた」と思い込んでいたことが明らかになったのです。

 深冬は脳腫瘍を患っていて、沖田が執刀予定。なんか面倒なことにもなりそうですが、これってどうなんですかね。柴田の抱えていた深い挫折と劣等感に比べれば、いかにも軽く映ってしまいます。このドラマに登場するいろいろな事情の中で、「沖田が深冬に未練があるかも?」って、もっともどうでもいいことに見えてしまう。ここまでの沖田なら、そんなことでブレが生じるとは思えないし、ブレが生じたらキャラ矛盾だし、ブレが生じないなら無駄な設定ということになるし……。

 ともあれ、柴田はいろいろあってオペナースとして壇上での仕事を続けることになり、深冬は沖田の目の前でブッ倒れて、今回はおしまい。

 あ、あと、いちおう言っときますけど、今回も浅野忠信は最高でしたよ。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2017/02/06 20:00
123
ページ上部へ戻る

配給映画