ジャック・バウアーなしで大丈夫!? 人気海外ドラマのスピンオフ3選
#海外ドラマ #すごドラ!
YouTube「V Promo 360」より
●『クリミナル・マインド 国際捜査班』
アメリカでは、人気があれば数年どころか10年以上シリーズが続いていくが、そういった長寿シリーズはスピンオフが多いのも特徴だ。『CSI』(すでに全シリーズ終了)、『NCIS』、『シカゴ・ファイア』など、人気シリーズはいくつものスピンオフを生み出し、いわばドラマ版のユニバースを形成している。そんな長寿番組のひとつ『クリミナル・マインド』のスピンオフ第2弾となるのが『クリミナル・マインド 国際捜査班』だ。
上の2作ほどの最速上陸とはいかないが、こちらも昨年スタートしたばかりの最新作。本家はBAUというFBIの行動分析課のプロファイラー集団がシリアル・キラーを心理分析で追い詰めていく姿を描き、10年を超える人気シリーズとなった犯罪ドラマだが、『クリミナル・マインド 国際捜査班』でピックアップされるのは、海外で凶悪犯罪に巻き込まれたアメリカ人を救出するFBIの精鋭チームIRT(国際犯罪特別捜査班)だ。国境を越えた犯罪捜査は本家以上のスケール感。タイやインド、そして日本も舞台のひとつとして登場する。
その精鋭チームを率いるリーダー、ジャック・ギャレットを演じるのは『CSI:NY』でもおなじみの実力派俳優ゲーリー・シニーズ。脇を固めるのも『LAW & ORDER』(こちらもスピンオフが山盛り)のアラナ・デ・ラ・ガーザら実力派をそろえ、強固なチームワークを見せる。先ほど長寿シリーズはスピンオフが多いと書いたが、多くのシリーズは本家シリーズの人気が後押しとなりスピンオフも割と長寿化しやすいのだが、実は『クリミナル・マインド』だけは、なぜかそのスピンオフが短命に終わっている。それだけに背水の陣のような気合あふれる本作。その行く末を見守る意味でも、注目したい。
●まくた・ちひろ
映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin
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