横綱昇進の稀勢の里が元・朝青龍に利用される!?「国会議員選挙を見据えて、モンゴル巡業を……」
#朝青龍 #大相撲 #稀勢の里
「当時のモンゴル興行は、朝青龍さんが募った基金が主体だったんですが、こういう基金は先に旭鷲山さんもやっていたのでもめたわけです。開催会場も大きな相撲会館があるのに、朝青龍は自分が経営するサーカス劇場でやってしまった。さらに朝青龍は、親族も関わる投資銀行を入れて利権を総取り。それでも結果は平均月収が1万円のモンゴルで2万円近くする席が完売する大盛況で、かなり収益を上げました。こういった強引な手法で目的を遂げたものの、敵もつくったので、2度目をやるならモンゴル国内よりまず日本の後押しが必要になるでしょう」(同)
朝青龍は、最近でも日本の北海道から「そばの実」を輸入するなど、両国を股にかけた事業に積極的で、その手腕は侮れない。
ただ、日本の角界関係者には一定の朝青龍アレルギーが存在するといわれる。
かつて反社会勢力ともめて暴力事件を起こし引退した経緯をはじめ、何かと協会を困らせた過去から、「朝とは関わりたくない」と公言する役員もいるという。そのあたりは稀勢の里も重々承知ではあるだろう。
角界関係者によると「今の巡業部長は、力士に品行方正を求める点で非常に厳しい貴乃花親方が務めているから、朝青龍とは距離がある」という。ただ、「稀勢の里はもちろん、白鵬など横綱たちの後押しがあれば事情は変わってくる」とも話す。
一説には朝青龍は、モンゴルで稀勢の里の横綱昇進を祝うパーティーの開催を呼び掛けているというが、これが事実なら、モンゴルに横綱を呼び寄せて政府要人に引き合わせるなど、モンゴル巡業への根回しになる可能性もある。
稀勢の里が優勝した1月22日、朝青龍はTwitterで「長い間ご苦労様。ついでに泣いちゃた」と日本語で喜びの一言。その思惑はもっと深いところにあるのかもしれない。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)
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