“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
ところでMXテレビが1月2日に放送した『ニュース女子』が、軍事ジャーナリストを名乗る人間などを登場させ、沖縄の高江ヘリパッド建設問題に反対する人たちを「カメラを向けると襲撃に来る」「テロリストみたい」などといったことが大きな問題になっている。
さらに「反対派の中には韓国人はいるわ、中国人はいるわ」などという人種差別につながる発言もあった。あきれた番組だと、メディアの批判が相次いでいるが、おかしなことに、ほとんどのメディアが、この番組のMCをつとめている東京新聞・論説副主幹の長谷川幸洋氏の名前を出さない。
東京新聞といえば、朝日新聞と並んで安倍首相批判を含めて、政権批判を真っ向からしている新聞だが、自社の幹部の問題を名前を出して批判しないというのは、おかしいというより、あってはならないことだ。
たしかにMXは東京新聞の親会社・中日新聞が2番目の株主であるが、そうしたことが関係しているのだろうか。
長谷川氏は、安倍首相に近いことでよく知られる。東京新聞の中では異色の人物ではある。だが、公共の電波を使いながら、こうした偏向番組を流したことを批判しないというのでは、メディアとしての存在自体が問われるはずだ。
東京新聞、お前もか。そう思われないよう、きっちりケジメをつけないと、読者が離れていく。
トランプ大統領の暴走が止まらない。メキシコ国境にトランプの長城を築き、何兆円もの費用をメキシコ側に払わせるといって、メキシコ国民を激怒させた。
トランプ政権のスティーブン・バノン大統領上級顧問兼首席戦略官が26日のニューヨーク・タイムズ紙の電話インタビューで、「メディアは恥ずかしい思いをし、屈辱を与えられるべきだ。黙ってしばらく聞いていろ」と威嚇したと朝日新聞が報じている。
まさに「バカは隣の火事より怖い」である。こんな連中と話し合いをしなければいけない安倍首相が可哀相に見えるぐらいだ。急いで首脳会談などやらないほうがいい。
文春は、元国連大使でトランプ政権の高官候補といわれるジョン・ボルト氏が米ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿して「在沖縄米軍の少なくとも一部を(台湾に)再配備してもいいかもしれない」といい、物議を醸しているという。
そんなことをすれば中国が黙っていないことはもちろんのこと、対中関係を悪化させたくない台湾にとっても迷惑だし、日本も中国の脅威にこれまで以上に怯えなくてはいけなくなる。
トランプ外交は、世界からそっぽを向かれ始めている。証拠に「シリア内戦をめぐるアサド政権と反体制派の和平協議で、昨年末に発効した停戦合意を完全に履行させるため、仲介役のロシア、トルコ、イランによる停戦監視の仕組みを設けるとした共同声明を発表した」(朝日新聞1月25日付)。アメリカ抜きで動き始めているのである。
現代は「こいつ、本物のバカかもしれない」として、80年代にトランプのゴーストライターを18カ月やっていたトニー・シュウォーツ氏を登場させ、こういわせている。
「どのような話題をふってみても、インタビューが5分と続くことはありませんでした。彼は一つのテーマに集中することができない性格で、過去のことを聞いても『終わったことを話してもしょうがない』と怒り出す始末。まるで教室でじっとしていられない幼稚園児のようでした。トランプ氏のような人物が、核ミサイルのボタンを押す決定権を握っているということは、恐怖以外のなにものでもありません」
彼はまた、知的水準の低さは驚くべきもので、情報源はテレビ、彼が本を読んでいるところも、自宅やオフィスに本を見たこともないという。
また、トランプ大統領は周りにウォールストリート関係者を多数置いているから、政権下でインサイダー取引や相場操縦が行われる可能性を危惧する声まである。
日本を含めた世界中のトランプ大統領への見通しが甘かったことは、わずか1週間ほどしか経っていないのに証明された。
中でも安倍首相は、大甘の最たるものだろう。
まあ、この人に相手の人柄や能力を見分ける力が備わっていると考えるほうが無理があろうが。ポストは、安倍首相はトランプが就任してすぐに首脳会談をやり、首脳同士でも蜜月なところを世界に知らしめたいとトランプ大統領側に申し込んでいたが、逃げられてしまって恥をかいたと報じている。
電話会談でも各国首脳の後塵を拝した。
だが、なんとしてもトランプにお目もじしたいと懇願して、会えることにはなったが、向こう側がこういう条件を出したというのだ。
麻生副総理の同席だ。なぜなら、トランプは大の王室好きで、英国のメイ首相が最初の会談相手になったのも、英国側が今夏、トランプを国賓として招待し、エリザベス女王との会見をセットすると打診したからだと、自民党の外交族議員が明かしている。
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