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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 稀勢の里「風俗店へ兄弟子たちと」
週刊誌スクープ大賞

“各界の北朝鮮”が生んだ遅咲きの新横綱・稀勢の里「風俗店には兄弟子たちと……」

 次はAERAの記事。最近Google翻訳がよくなったという声をよく聞く。私もときどき使っているが、たしかに「ニューヨーク・タイムズ」などの記事を翻訳しても、それなりに内容がわかるぐらいの翻訳力はある。

 AERAは、日本語を英語に翻訳するときのコツを紹介している。それには日本語を英語っぽくしてから翻訳することだという。

 たとえば「急峻な谷が多く、林道が整備されていないわが国の森林は、木材の運搬が大きな問題になる」というのを、「わが国の森林は、多くの急峻な谷を持つ。林道は整備されていない。それらの事実が伐採とその運搬に困難を与えている」とすればいい。「彼は明日の会合に出席しないと言っていた」を「彼は明日の会合には出席しないだろうと彼は言っていた」とすればいい。

 つまり英語の基本文型SVOCにすると、より英語っぽくしてくれるというのである。中学英語で習った簡単なことだが、確かにこうすれば日本語の英文翻訳もかなりこなしてくれる。そのうち英語を含めた外国語を学ぶ必要はなくなるかもしれない。そんな期待を持たせてくれるディープラーニングの進歩である。

 お次はフライデー。読者は「8.6秒バズーカ」はまやねん(26)というお笑いコンビの片割れを知っているだろうか。

 彼が女の子たちとラブホへしけ込む姿を撮っているが、本筋はそこではなく、はまやねんが子どももいる既婚者だという点にある。鳥取県出身で出来ちゃった婚。子どもと彼女は鳥取にいるそうだ。これだけバッチリ撮られると、弁明に苦労するだろうな。自業自得ではあるが。

 おまけのフライデー。覚せい剤疑惑がつきまとうASKAだが、1月23日、その姿が麻布十番の高級ふぐ屋にあったという。そこへ、木梨憲武、騎手の武豊、競泳の萩野公介、後からイチロー、水谷豊も合流したという。ASKAは競輪選手の中野浩一夫妻との会食だったので、別々らしいが、なかなか豪華な顔ぶれではある。そういえばこのところ安いふぐしか食べてない。たまには麻布十番の「ふぐ武」へでも行きたいな。あそこはふぐ屋なのにキムチがあったと思うが、今はどうなのかな。

 さて、テレ朝の『報道ステーション』は、古舘から局アナの富川悠太アナに変わったが、視聴率は順調だと思っていた。だが、新潮によると数字が急降下し、1月は4日が過去最低クラスの6.7%、第2週の平均も9.38%と1ケタ台に落ち込んでいるという。

 優等生的で真面目な富川は、私は好感を持って見ている。古舘のようにわざとらしさがなく、盛り上げ方に難はあるが、もともとニュースは正確に伝わればいいのだ。

 問題があるとするならば、横にいるコメンテーターの元共同通信の後藤健次ではないか。彼は政治畑が長い分、安倍首相などにパイプがあるのだろうが、そのため安倍政権に対して歯切れが悪い。

 これは他の局の番組に出ている時事通信の田崎史郎にもいえることである。この人選を変えたら、ずいぶん違うと思う。

 ところで慰安婦像をめぐって日韓のいがみ合いは日増しに激しさを増している。新潮のいうように、元慰安婦へ支援金10億円を支払うことで日韓は合意した。それに対して韓国側は日本大使館前の慰安婦像撤去に努力するとしていたが、朴槿恵大統領がスキャンダルで事実上失脚すると、この合意がなかったかのように韓国国内で慰安婦像設置運動があちこちで起きている。釜山の総領事館前に慰安婦像を設置したことに怒った安倍首相は、日本大使を一時帰国させた。だが新潮によると、今年12月に竹島に慰安婦像を設置する動きまで出てきているというのである。

 ここまでする国と日本は「仲良くしないといけないのか」と新潮は疑問を呈している。文春がルポしているように、朴大統領と親しかった崔順実の傍若無人な金満ぶりは、財閥・サムソン電子副会長の逮捕状が請求されるまでに広がり、燃え上がった国民の怒りのはけ口が日本へ向かったことは確かであろう。日本では、ネット住民が「韓国と断交せよ」と大声を上げている。だが、今春といわれる大統領選で反日派が勝てば、中国との連携をさらに強め、北朝鮮は日本への挑発をこれまで以上にやってくるかもしれない。

 トランプ政権はオバマ以上に日本の後ろ盾になるとは考えにくい。そうなればいうまでもなかろう。安倍がやらなければいけないことは、日中、日韓の関係を良好にして、それを背景にトランプ政権と本音で語り合うことであるはずだ。

 韓国は私から見ても「こまったちゃん」ではあるが、ここは大人として韓国を導いてやるぐらいの気構えでいてほしいと、私は思う。

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