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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 死地を乗り越えた男の“エロ”
ラジオ神回列伝 第6回

福山雅治から星野源へ「TENGA」のバトン!? 死地を乗り越えた男の“エロ”とは『星野源のオールナイトニッポン』

福山雅治から星野源へ「TENGA」のバトン!? 死地を乗り越えた男のエロとは『星野源のオールナイトニッポン』の画像1ニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』番組サイトより

 ニッポン放送の深夜には、エロくてセクシーな男がよく似合う。そんなイメージがあるのは15年間、土曜の深夜を担当した福山雅治さんの影響でしょうか?

 そのセクシーな声でエロトークを繰り広げる『福山雅治のオールナイトニッポン サタデーナイトスペシャル・魂のラジオ』(ニッポン放送)には、男女問わず多くのヘビーリスナーがいました。僕の記憶が正しければ、おそらく深夜ラジオで最初に自慰グッズ「TENGA」の存在に触れたのは、どの芸人でもなく福山さんだったはず。僕が中学生のころ、布団の中で悶々としていた記憶があるので2005年でしょうか?

 そんな純朴だった僕も「ラジオで福山雅治が言っていたんだけど……」と、枕詞をつけて女の子にエロい質問をすると回答率が上がるという、テクニックを使うようになった16年3月に始まったのが『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)です。

 放送開始以来、一貫して月曜深夜に下ネタとエロトーク、自他ともに認めるくだらない話題を投下し続ける星野源さんですが、昨年は大ブレイクしました。一昨年暮れにリリースの4枚目のアルバム『YELLOW DANCER』(ビクターエンタテイント)はロングセラーの大ヒットを遂げ、主演を務めた連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)は「恋ダンス」とともに一大社会現象になりました。

 そんなドラマや楽曲から抱きがちな“草食系男子”のイメージを嫌う星野源さんが、その先入観をぶち壊すために……とかでは全くなく、この人、素で下ネタが好きなんでしょう。飾らない自然体の星野源さんと、落ち着いた声のトーンのおかげで全く下品に聴こえない放送が同番組の大きな魅力。リスナーから性体験の話とか募集しているんですけど。

 星野源さんの人柄も相まって、番組には童貞丸出しのくだらないメールや、今や都市伝説と化した甘酸っぱいラジオ越しの告白、どエロい女性からのどエロいメールをはじめ、さまざまなリスナーから多くのメールが送られてきます。

 なかでも、今回紹介するケンドーコバヤシさんをゲストに迎えた2016年6月13日深夜放送回は、星野さんがパーソナリティだからこそのエロとバカバカしさが合わさった神回でした。

 番組冒頭から、2種類のいい声で繰り広げられるトークは、共通の友人であるバナナマンの日村さんの話題から始まります。星野さんは、毎年『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBS)に出演するくらいの仲なのです。この日の放送で流れた「SUN」は、日村さんに贈ったバースデーソングを基に制作されたほど。

 そんな話題から始まったトークは、ものの2分ほどでエロトークに。ケンドーコバヤシさんのAV女優に対する感謝や、男優を救う基金を設立したいという話題で盛り上がり、そのままこの日のメインコーナー「A-1グランプリ」になだれ込みます。

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