8.5%ショック!史上最低スタートの月9『突然ですが、明日結婚します』の“危うい”原作改変とは
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いろいろ悶着があってスタートの遅れた月9『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)も、ようやく開始。西内まりやとflumpool・山村隆太がメーンキャストという前代未聞のバリューのなさもあって、第1回の視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同枠の第1話史上最低を記録。なんかもう、去年から何度「月9ブランド崩壊か!?」って書いたかわからないですが、今年はホントに月9枠の存亡が問われることになりそうな雲行きです。
それはそうと、このドラマの制作発表があったとき、「おっ」と思ったんですね。脚本のクレジットに倉光泰子さんが入ってる。去年の春クールの福山雅治主演『ラヴソング』で、当時の通話最低記録である8.5%を記録した脚本家さんです。この名前を見て「おっ」と思ったんです。
とはいっても、「フジテレビどんだけ人材不足なんだよプゲラwww」というわけではありません。『ラヴソング』の最終話レビューでさんざん書き散らかしましたが(記事参照)、あのドラマって、明らかに4話あたりから変節していったんですね。
後になって、いろんな都合があったであろうことは垣間見えてきましたが、とにかく脚本家が場当たり的な制作陣の要求に苦しんで、無理くりに急ごしらえの脚本を組み立てていたのが、視聴者にも丸わかりな出来だったんです。8話以降はもう、物語の体裁をなしていない状態でした。だから、倉光さんは悔しかっただろうな、フジテレビはもう1回、ちゃんとこの脚本家さんにリベンジの機会を与えるべきだな、と思ってた。そんなこともあって、1年もたたない間に、ふたたび倉光さんにチャンスを与えたフジテレビに(もちろん人材不足もあるんでしょうけれども)、「おっ、やるじゃん」「筋を通したな」と思ったんです。
そんなわけで、『突然ですが、明日結婚します』第1話です。
27歳の高梨あすか(西内)は成績優秀な銀行員。夢は「結婚して専業主婦になること」ですが、5年付き合った彼氏に誕生日デートでいきなりフラれ、傷心中です。
そんなあすかが参加した友人の結婚式で、司会を務めていたのが“ナナリュー”こと名波竜(山村)。赴任先のニューヨークから帰国したばかりの人気アナウンサーです。
式は大詰め、恒例のブーケトスに。あすかは花嫁の投げたブーケを横っ飛びでキャッチしますが、そのままプールにドボン! ナナリューの「おおーっと、これは想定外のハプニング!」「すばらしいサプライズ演出!」という実況に、会場は大いに沸きました。あすかは当然、ナナリューに対してムカついています。
このナナリューという男は、「結婚のことしか頭にない女なんてほんとやだよ」という人物。つまり、あすかとは対照的な結婚観を持っているわけです。
2人の再会は、意外な形で訪れました。
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