視聴率アップのTBS『A LIFE~愛しき人~』 この“キムタクのためのご都合主義”は許されるか
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元SMAP・木村拓哉主演の日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)も第2話を迎えました。視聴率は14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回より0.5ポイント上昇。莫大な予算を使って主役級を集めたTBSとしては物足りない数字かもしれませんが、「やっぱり、ちゃんと作ってるドラマはそこそこ獲るなー」という印象です。
シアトル帰りの主人公・沖田(木村)は、論文を書いて評価されることなんかにはまるで興味がなく、腕一本で勝負する“職人”外科医。第1話では、その天才的な手技で、大動脈弁狭窄に倒れた壇上記念病院の院長・虎之介(柄本明)の命を救いました。
その後、シアトルに帰るつもりでしたが、10年前に付き合っていた元カノ・深冬(竹内結子)の脳に腫瘍があることを知り、現在の夫であり同院副院長の壮大(浅野忠信)から深冬の手術を頼まれたこともあって、しばらくこの病院で勤めることにしました。脳外科手術は壮大の専門ですが、壮大いわく「家族の手術はできない」とのこと。「深冬のことを、もうなんとも思ってないなら、おまえが切れ」と迫られ、沖田は了承したのでした。
壮大と沖田の見立てでは、深冬が危険な状態になるまで「何もしなければ、半年」。しかし壮大も沖田も、深冬にはまだ自覚症状が出ていないと推察していますが、実際にはもう深冬は「最近、頭痛がひどい」状態です。進行は、2人の医師が思っているより早そう。悲劇の匂いがしますね。
『A LIFE』は、この「深冬の脳腫瘍」を下敷きにしながら、どうやら毎回ゲスト患者が登場する1話完結型のドラマとして進んでいくようです。
今回のゲストは、老和菓子職人の森本(平泉成)。院長の紹介で入院してきた森本は、大動脈瘤の手術を受けることになります。担当するのは、若手のエース外科医・井川(松山ケンイチ)。院長の紹介であるうえ、森本が宮内庁御用達の職人であると聞かされていた井川は、張り切り勇んで診察に臨みます。
交通事故の後遺症で通常の術式が採用できず、TEVERという難しい手術になりましたが、井川はこれを完璧に成功させます。さすがエース! 満天橋(名門だそうです)の御曹司!
森本は術前、井川に念を押していました。和菓子職人にとって、右手は命。右手に後遺症が残るようなことはないのかと。
井川は、理論上ありえないと告げていましたが、案の定、森本の右手に痺れと痛みが出てしまいます。
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