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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > NHK籾井会長退任で報道局は一息

「批判すれば烈火のごとく叱られた」NHK・籾井会長退任で“犬猿の仲”報道局は「ホッ」と一息……

 しかし、昨年は高市早苗総務大臣が国会の衆議院予算委員会で「放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、電波停止を命じる」という可能性に言及し物議をかもしている。

 前出・田所氏は「NHKには労働組合もありますが、ここも経営陣に対しての実質な対抗力はない状況。視聴者から番組内容に関する意見の窓口があっても、直接担当部署に伝えられなかったり、まるで体質を改善する仕組みがないんです」と明かす。

 次期会長にはNHK経営委員の上田良一氏が就任するが、その体質は変わるのか。田所氏は「籾井さんはもともと三井物産の副社長で、上田さんも三菱商事の副社長だった人。どちらの会社も与党べったりの企業なので、大して変わらない」とする。

「三菱商事は、傘下の三菱航空機が力を入れて開発している小型航空機MRJを大量に輸出するプランで、政府や官僚にロビー活動しているんです。このタイプの小型航空機は、日本国内であまり需要がないので政府もその意をくむはず。上田さんは穏健な人なので、籾井さんみたいに問題発言はない安全運転型でしょうし、籾井時代のように経営委員に露骨な右寄りの識者を集めたりまではしないと思いますが、本質は今までと同じ、政府寄りのまま」

 それこそ右や左というのではなく、NHKには政府の声より国民の声を報道してほしいものだが……。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/01/21 18:00
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