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週刊誌スクープ大賞

殺人容疑で逮捕! 講談社エリートに何があったのか……マンガ編集は「電通をはるかに凌ぐ長時間労働」

 獺祭という日本酒は、好きで昔はよく飲んでいた。だが今は、まったく口にしない。安倍首相の地元山口の酒だからだ。安倍が辞めるまで獺祭断ちをしている。

 現代によれば、安倍が自らセールスもしていることもあって売れ行きがいいので、蔵元の旭酒造は、大量生産体制を整えようと、古い蔵を壊して12階建ての工場を建設し、昔ながらの杜氏の勘に頼ることなく、近代的な醸造機材を大量投入して、新入社員でも均質な酒を造ることができるようにしているという。

 もともと獺祭は古い酒ではない。山口県岩国市にある旭酒造は48年設立で、獺祭を作り始めたのは90年代初頭だそうだ。

 こうした大量生産で、獺祭の味が変わったという声が、日本酒好きの間で出ているというのだ。昨年末には、ボトルの中に虫が混入していることが発覚している。私は、最近この酒を飲んでいないからわからないが、日本酒はやはり杜氏が精魂込めて作っていると思って飲みたいではないか。

 獺祭も安倍同様、深い味わいもないただの酒になっていくのではないか。まあ、日本酒は星の数ほどあるから、飲むのには困らないがね。

 さて、現代が新潟県糸魚川市で起きた大火災で、補償はどのようになされていくのかについて触れている。火元になったのは地元名物の中華料理店で、店主が鍋を空焚きして外出したことから起きたようだが、彼に補償する能力があるはずもない。

 何しろ約4万平方メートル、延べ144軒を燃やし尽くしてしまったのだから。被害額は約30億円以上といわれているそうだ。

 今回の火災は、折から吹いた強風にあおられたから自然災害と認定され、被災者支援の法律が適用されるという。また現在進んでいる瓦礫の処分の負担も、住民の負担をゼロにする方針が示されているという。

 だが、生活再建で出るのは一軒につき国から300万円、新潟県から100万円、それに瓦礫処理と家の再建の間、仮住まいが用意される。しかし、これでは家を新築するには到底足りない。多額の火災保険をかけていれば何とかなるかもしれないが、それでも家にあった美術品や貴金属は事前申請していなくては対象にならず、もちろんタンス預金は補償されない。

 こうした場合に備えて火災保険、これから来るであろう大地震に備えて地震保険に加入しておかなければとは思うが、それだけで大変な支出になる。わかってはいるが、そのカネがあったら美味いものでも喰うほうがいいと思ってしまう。災害大国ニッポンに生まれたが因果、と思うしかないのであろう。

 文春が、受信料をネコババした職員が自殺したことをNHKはひた隠していると報じている。文春によれば、47歳で横浜放送局勤務。手口は、前払いされた受信料が解約されるときは払い戻しをしなくてはいけないが、そのカネを自分の口座に振り込まれるよう操作していた。判明しているだけで50万円前後、約200世帯分の受信料を着服していたという。

 この事実が明らかになったのが昨年の10月。件の人間は呼び出され、厳しく詰問されたようだが、1回目の事情聴取を受けた直後に自殺してしまったのだ。その後この事実は一部の幹部にしか知らされず、明らかに懲戒処分に相当するはずなのに、誰一人処分を受けていないという。

 受信料着服という大問題を公表しないのは「視聴者に対する重大な裏切りです」(立教大学の服部孝章名誉教授)。

 文春の取材に対して、あの籾井会長はあっさり、そうした事実があったという報告は受けたと認めた。もうすぐクビになるので気が楽になったのだろうか。この報道を受けて総務省は、NHKに厳重注意の行政処分をしたが、NHKの隠蔽体質はこのぐらいでは直りそうもない。

 国会議員の資産公開など「子供だましのザル法」(新潮)であることは、大方の国民が知っている。国事に奔走して家産を失い残るは井戸と塀ばかりという“井戸塀政治家”などという言葉は、はるか昔に死語になってしまった。

 政治家になるのはカネ儲けができるからだ。儲けたカネを有権者に分からないように隠し、哀れを装ってカネ集めパーティをやり政治資金を寄付してくれと懇願すれば、千万、億というカネが濡れ手で粟と集まってくるのだから、政治家は三日やったらやめられない。

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