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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国珍スポ・墓石文化村
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.16

テトリスのように積まれた日本人の墓石にドキッ!「峨嵋洞碑石文化村」

amibisok08カタカナのお名前が書いてある! 歩いているうちに目が肥えてきて、地図には紹介されていない場所にも墓石を見つけられるように

amibisok09家々の間の謎の敷地に、町民のための運動器具が設置されていた。生と死のコントラストに頭がクラクラする

 そうこうしているうちに坂を登りきり、集落を見下ろす丘の上に到着。そこは展望台となっており、ポップなキャラクターが私を出迎えてくれた。昔の暮らしをイメージしたキャラクターなのだろうが、「カンナムスタイル」っぽいポーズを取っているあたり、はっきりいってめんどくさい。

 石クンだけにしておけばいいのに……。この蛇足感に、珍スポとしての本領を見た気がした。

amibisok10とはいえ、ここから一望できる釜山市内の景色は素晴らしい。墓地がここにあった理由もうなずける

 なお、峨嵋洞碑石文化村は今のところ、観光地のような雰囲気はまったくなく、歩いていても地域住民しか見かけない。しかし、ここから徒歩5分ほどのところに位置する、町全体が壁画でカラフルに装飾された、墓石がないだけで似たようなコンセプトの「甘川(カンジョン)文化村」は、原宿のようにごったがえしており、何かのきっかけで世界の観光客が峨嵋洞碑石文化村に押し寄せる可能性もなくはない。墓石と共存する人々の素朴な生活に触れたいのなら、早めに訪れたほうがよいだろう。
(文・写真=清水2000)

●峨嵋洞碑石文化村
住所 釜山西区峨嵋路49

最終更新:2017/07/24 13:42
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