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日刊サイゾー トップ > 海外  > 焼き肉チェーンが鴨肉を牛肉と偽装

「全世界をだましてやった!」と店員ドヤ顔……焼き肉チェーンが、鴨の汚肉を牛肉と偽装!

 そのようにして成形して作った鴨肉のスライスをボウルに入れ、今度は怪しげな赤い調味料を混ぜていく。すると、肉が赤みがかり、牛肉のような色合いに変わってくる。

「これを店に出して、客にバレないの?」と記者が聞くと、従業員は「これまでバレたことはないわ」とシレッと答える。さらには、記者が「(ここまで客をうまくだませて)達成感があるでしょ?」と聞くと、「そうね」と答え、「全世界をだましてやったわ」とドヤ顔。

 記者がさらに調査を進めていくと、店内の冷蔵庫の中には牛肉がどこにもない。このチェーン店の食材はすべて本部から送られてきたものを使っていることから、偽装はこの店だけではなく、全国のチェーン店ぐるみで行っている可能性も出てきた。

 そこで記者が北京の本部に問い合わせたところ「この長沙市の店はフランチャイズ店で、材料は本部から送ったものではなく、店独自に買い入れたものを使っている」と答えている。

 このところ、中国では各地で大気汚染が深刻な状況になっており、空気も食品も、カラダに入るものはすべて汚染されているといっても過言ではない。中国の金持ちたちがわれ先にと外国に移住していくのも、納得である。
(文=佐久間賢三)

最終更新:2017/01/02 16:00
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