「ASKAはバカ!」「清原はノーセンス!」「壇蜜に会いたい」アノ“お騒がせ男”野村貴仁が年末大放言!!
#インタビュー
野村 う~ん………(長考中、友人でありマネジャー的なことをしている男性が会話に加わってくる)。
男性 おるでしょ。壇蜜さん! 貴仁、壇蜜さんのこと、全然知らんかったんよね。でも最近知って、最初は中国人やと思っとったみたいやけど、秋田の人やと知ってな。ほんでな。
野村 いらんこと言うな!(笑)
――壇蜜さんは「年上で、ちょっと不器用な男性が好き」らしいですから、ノーチャンスではないのでは?
野村 いやいやいや(と言って照れる)。女といえば、腹立つのは、誰やったかな。神スイングの……。
男性 稲村亜美さんか?
野村 そう、稲村亜美。あの子、何が神スイングや。俺のは稲妻スイングや! これ、ゲイリー・シェフィールドと俺しかできんって。振った瞬間、終わるんは!(と叫んで稲妻スイングを披露)
男性 そういやダレノガレ明美さんのことも、なんか言うとったな。
野村 あの子は、センスあるよ。ええフォームしとる。でも、武井壮の球なんか、俺でも簡単に打てる! あんなん、いくら練習しても無駄! 前に頭が入るから、ボールの軌道が丸見えや。武井壮より、ダレノガレのほうがセンスは上! 武井壮は、いくら160キロ出ても論外。ノーセンスです。
――野村さんは本当に野球が大好きなんですね(笑)。来年の抱負を教えてください。
野村 ええ選手をたくさん発掘して、育てたいですね。YouTubeとかでええ選手を見つけたら、実際見に行って確認して、手紙出して、返事が来たら教えます。「野村さんに教わるようになったら打てるようになった」言う教え子も多いんですよ。「思い切り下から振り回せ! コンパクトに!」と教えたら、「場外まで飛ぶようになりました」って。
――打撃も教えるんですか。
野村 高校時代、イチローはホームラン19本やろ。田淵さんは8本やろ。俺は25本や!
――とにかく来年は、本業である野球指導に重きを置く、と。
野村 ただ、あんま表立って行動できんのですよ。最近は表をウロウロしとると、いろんな人から声かけられるようにもなったし。
――ただでさえ顔が売れている野村さんが、そんな真っ赤な服を着て歩いていたら、そりゃ目立つでしょう。
野村 これは一応、格闘家のベニー・ユキーデに憧れて買った服なんですけどね……。
――最後の質問です。将来の夢は?
野村 スピードガンをやめさせたいですね。あれ、ただのメーターですから。数字は関係ない。見て速かったら、それがすべてや!
* * *
スピード(覚せい剤)をやめた後は、スピードガンをやめさせる――。セットアッパーから「ストッパー」に転向し、引退後も戦い続ける野村なのであった。
(取材・文=岡林敬太/撮影=尾藤能暢)
●のむら・たかひと
1969年高知県生まれ。高岡高校宇佐分校から三菱重工三原を経て、ドラフト3位でオリックス入団。169cmと小柄ながら速球の左腕として活躍。95、96年にはリーグ優勝に貢献。特に96年の日本シリーズでは、巨人の松井秀喜選手のバットを二度へし折って抑えた。96、97年オールスター選出。98年にトレードで巨人へ移籍。その後メジャーリーグのブルワーズへ。日本ハムなどをへて引退。引退後の06年10月、覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6月執行猶予3年の有罪判決。現在は新しい生活に向けて動き出している。
●『再生』
「なめとんのか、この野郎!」強気のピッチングに球場が沸く。現役時代、絶対的なセットアッパーとして両リーグで優勝、日本一にも貢献した。「野球を面白いと感じたことは一度もない」という厳しいプロの世界。栄光、悲哀、クスリ、逮捕、そして……。波瀾の半生をありのままに語り、新たな一歩を踏み出す。
出版社:KADOKAWA
ノーセンス!
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