月9史上ワースト更新『カインとアベル』で見せた“3つの山田涼介”の未来像
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腹を満たした優くんが家に帰ると、父・貴行が待っていました。貴行は「勝手なことを!」と優くんを怒鳴りつけると、ビンタ&ハグの高速コンボで優くんを泣かせます。優くんはそのまま部屋に戻り、深い眠りに。
2日後、目を覚ました優くんは、妙なことを言い出しました。
「取り調べで、俺と大田原にしかわからないことを聞かれました」
「そば屋や詳しい日時まで」
「大田原が情報を漏らしたみたいに」
優くんは贈賄で逮捕されているわけですから、当然収賄側の大田原も取り調べを受けているはずですが、どうやらこの口ぶりだと大田原に捜査の手は及んでいないようです。それをもって「大田原にハメられた」と言い出すわけです。
結果、その推察は当たっていました。大田原は高田(優くんたちの会社)に不祥事を起こさせて株価を下落させ、買収することを狙っているのでした。
その不祥事が自分に対する贈賄だったわけですが、賄賂をもらっておきながら取り調べも受けず、贈賄側だけを逮捕させるって、大田原はどういう手を使ったんでしょう。後学のために調べてみようと思いましたが、よくよく考えたら筆者の人生で賄賂をもらうような立場になることはまったくなさそうなので、やめておきます。
ともあれ、大田原の目論見通り、高田の株価は連日ストップ安。日に日に買収の危機は迫ってきますが、高田家は名案を思い付きました。自社株を買い占めてMBOし、上場廃止にすることで大田原からの敵対的買収に抵抗することにしたのです。資金は、貴行の姉・桃子(南果穂)を高田の役員に迎え入れることを条件に、その婚約者であるクソ怪しい投資家・クロサワ(竹中直人)に借りました。社長自ら、土下座です。
こうしてMBOの準備があっという間に整うと、優くんは再び大田原と初めて会ったそば屋に赴き、ゆず切りそばを食べている大田原に「MBOするから」と宣告。さらに「お礼はね、秘書のほうに」と賄賂を要求した大田原の電話の声の録音を聞かせて「私はあなたを陥れることもできるんですよ」と脅迫。優くんの顔がかわいいので誤魔化されてますが、ほとんどアウトレイジな展開です。ドス黒い。
一時は大田原と組んで高田を乗っ取ろうとしているんじゃないかという疑惑もあったクロサワですが、桃子が「100%信じる」と言ったり、梓がネットで調べたら「1億2千250万ドルを慈善施設に寄付した」という事実が発覚したりで、みなさん信じることにしたようです。大半の株はクロサワが取得していますし、形として高田はクロサワに乗っ取られた状態で、客観的に見るとかなり不安ですが、桃子とクロサワは結婚したし「家族だから」ということで、グイグイ押し出してきます。つい先日まで「家族だから」「兄弟だから」という理由で大モメにモメていたドラマで「家族だからモメません」という結論を押し付けてくるのはどうかと思いますし、「多額の寄付してるから善人」という判断基準にもモヤモヤしたものがありますが、まあ企業としての高田の行く末は筆者の心配することではありませんわな。
そんなわけで、高田は非上場の一族企業に。一度は優くんに会社を追い出された兄・隆一は営業本部長として復帰(本部長だった木下ほうかの行方は不明)。優くんは過去に仲良くなったアメリカのホテル企業・ドレイモンドで修行することになりました。あと、第1話から終始、画面の端っこで藤浪晋太郎フェイスを見切れさせていた同期OL・ひかり(山崎紘菜)と付き合うことになって、チューしてました。というハッピーエンド。大団円。
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