「ネオヒルズ族のなかにも、本物のIT起業家がいたんだってことを証明したい」元ネオヒルズ族・久積篤史の新事業とは?
──現在、久積さんは、「Lim」の他にはどんな事業を行っているのでしょうか?
久積 「Lim」は参画したまでで、Instagram社公認のツールを開発したり、Fankuraといったインフルエンサー向けのオンラインサロンのプラットフォームをウェブサービスとして提供していったりしています。Fankuraについては、スマートフォンアプリにしてSNS化することを見据えています。また、デリヘルや交際クラブのプロデュースも行っています。年始からは、交際クラブを使って、富裕層とかわいい女の子を結びつける月一のマッチング交流会も開催していく予定です。
──自分が脚光を浴びていたネオヒルズ族の時代から変化し、現在は裏方として人と人とのマッチングがメインになっているんですね。
久積 与沢さんは表に出ていく人で、ネオヒルズがブレイクする前に「1年で、日本人の1/2が自分の存在を知っているように知名度をあげる」と豪語していた。本当にそうなってしまったから驚きです(笑)。ただ、僕自身は自分を売りたいわけではなく、ウェブサービスを広めたい。ライブドア、LINE、Facebookといったサービスに匹敵するものを創っていきたいんです。
──そんな久積さんの目から見て、今後SNSはどうなっていくと思いますか?
久積 『ポケモンGO!』のようにリアルとバーチャルの垣根がなくなっていくでしょう。00年代後半に『セカンドライフ』というサービスが流行したのを覚えていますか?
──CGでつくられた仮想空間を使ったウェブサービスですね。土地が売り買いでき、広告ビジネスの展開もできたために、当時、新たなWebの可能性として大ブームとなりました。
久積 SNSも、セカンドライフのように、バーチャル内を移動して友人のタイムラインに移動するといった展開になっていくと思います。Facebook社も、ヘッドマウントディスプレイを開発した「オキュラス」を買収しています。VRが、SNSを拡張していくと考えています。
──では、久積さんが、現在抱いている夢は?
久積 夢というか、いちばん達成したい大きな目標は、同い年であるFacebookのCEO・マーク・ザッカーバーグ氏に、僕がつくったウェブサービスを買収してもらうこと。インスタグラムもたった8人で立ち上げたサービスが、800億円で買収されました。ユーザーが集まっているところに投じられるお金は無限大です。ただ、お金が全てではない。一番は、価値あるサービスだと世の中に認めてもらうことです。私たちはネオヒルズ時代に実体のないような副産物を産んでしまった。その責任を取らなければならないとおもっている。これは、アンチアフィリエイターやぶっ叩きサイトを故意に立ち上げては、更に稼げる情報はこちら と誘導して小銭を稼ぐような人たちのことを指します。だからこそ、世の中に必要なウェブサービスを構築して、広めていかなければならない。そしてこの目標は、3年以内に実現したい。インフルエンサー達の力を使えば実現できる筈です!
●Fankura (ファンクラ)
https://fankura.jp
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