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日刊サイゾー トップ > 海外  > キングコブラまで食らう中国人
中国人「机以外の4つ足はなんでも食べる」説は本当だった!

希少動物を食べて精力増強!? 世界最大のウミガメ解体映像がネット流出、キングコブラも……

kame003.jpg今年9月、広東省のレストランでキングコブラが解体される様子(新浪新聞)

 中国では、今回のような絶滅危惧種の乱獲や売買が、大きな社会問題となっている。今年9月、広東省東莞市内では、保護動物に指定されているキングコブラを解体・調理し、客に提供していたレストランが摘発されている。さらに先月11月、浙江省永康市では、やはり保護動物に指定されているフクロウを食べようとしていた女と、フクロウの捕獲業者が逮捕された。女は警察の取り調べに対し、「『フクロウの肉は頭痛に効果がある』と言われ、食べたくなった」と供述している。

 また2年前には、フィリピンの海上警察がウミガメを密漁していた中国の漁船を拿捕。船内からは350匹あまりのウミガメが発見されている。

 希少動物が高値で取引される理由について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう話す。

「中国では『野味(イェウェイ)』と呼ばれる野生動物が、健康や精力増強に効果があるとされ、よりさまざまな種類の動物を食べるほど長生きできると信じている人もいる。特に広東省などでは、老人同士が、これまでに食べた希少動物を自慢し合っていたりする」

 野味趣味の中国人は、希少動物にとって最大の天敵といえそうだ。
(文=青山大樹)

最終更新:2016/12/13 14:00
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