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今年2月には浙江省の若い夫婦が、白血病の子どもを救いたいと、治療費名目で30万元を募金で集めたものの、その後、高級車を乗り回し、豪遊している写真を自らSNSに掲載。それがきっかけで詐欺の疑いが持ち上がり、批判の的となったばかりだった(参照記事)。
続発する募金詐欺の背景について、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏はこう話す。
「2008年の四川大地震以降、中国では募金文化が根付いている。しかし、相手が本当に困窮しているかどうかをよく見極めず、『慈善行為をしたという事実をカネで買う』との行動原理に基づいた募金も少なくないんです」
「やらない善よりやる偽善」とはよく言ったものだが、せっかくの偽善も本当に困っている人のもとへ届かなければ意味がない。
(文=青山大樹)