桐谷健太がギフハブに! 月9らしさ消えた『カインとアベル』は、山田涼介をどこまで汚せるか
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月9史上最低視聴率へまっしぐらの『カインとアベル』(フジテレビ系)第8話。今回も8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と0.4ポイントのダウン。いまだ、2ケタに乗せる回は一度もありません。
とはいえ、物語はがぜん盛り上がってきました。
ここまで、「ジャニーズ接待ドラマかよ!」と言いたくなるほどに(実際このレビューで何回も言った)山田涼介をキラッキラの好青年かつ天才実業家として描いてきたこのドラマでしたが、いよいよ取締役にまで登りつめた今回からは徹底的に“汚し”にかかりました。山田涼介に“イヤな奴”を演じさせることができるかどうかが今回以降、最終回に向けてのキーポイントになりそうだというようなことを前回言いましたが、正直、期待以上に“イヤな奴”に仕上がっていたので楽しかったです。優くん(山田)がイヤな奴であればあるほど、このドラマ最大の見どころである「闇堕ちしていく兄・隆一(桐谷健太)」が際立つというもので。
取締役になった優くんの増長ぶりはハンパではありません。父であり社長でもある貴行(高嶋政伸)の前で、副社長・隆一の仕事方針を真っ向否定。それどころか、説教まで始めました。副社長にさえそんな有様ですから、部下となったそこらへんの先輩連中にもまったく容赦なし。怒鳴りつけたり見下したりと、やりたい放題です。いいぞ~。
貴行社長は、そんな優くんが、かわいくてしょうがないご様子。始終連れ回しては、経団連の会合に同席させたりしているようです。
父親の言いつけを守り、父親の願ったままに生きてきたという自負のある隆一は、当然おもしろくありません。父と弟をつけ回し、秘書さんやお手伝いさんに探りを入れたり、暗闇から聞き耳を立てたり、挙句の果てには盗聴器をポチッたり、完全にギフハブ(@ASKA容疑者)と化してしまいました。
次々に仕事の成功を役員会で報告する優くん。一方、完全にぶっ壊れてしまい、暗闇で窓に向かって「父さんは……あいつのせいで……父さんの……言われた通りにずっとやってきた……俺は悪くない……」とかブツブツ言ってる隆一。このコントラスト、たまりません。
いよいよ盗聴器を社長室と優くんの取締役室に仕掛けた隆一ですが、優くんはこれもあっさり看破。これまで数々の難題を解決してきた優くんですから、盗聴器の設置を見抜くことなんて簡単です。
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