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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『IQ246』シーズン2への歪んだ期待

TBS『IQ246~華麗なる事件簿~』推理については、もうあきらめよう! 「シーズン2」への歪んだ期待

 実に、悩ましい作品だと思いますよ。細かいトリックの穴に目をつぶろうと思ったら、前回の「沙羅駆は殺人が起こることを全部知っていて放置していた問題」のような許しがたい大穴を開けてきますし、今回も「マリアTは森本(中谷美紀)でした!」と断言したはずのドラマが、平気な顔して「マリアT(メールの送り主)は他にいる!」とか言ってくるんだもん。見ている側が、ドラマから「いいから飲み込めよ」と強要される矛盾や手落ちの容量がデカすぎて、気を抜くとイライラしてきちゃう。でも、織田裕二もディーンも太鳳ちゃんも、回を追うごとにどんどん魅力的になってくる。

 身もフタもないこと言っちゃえば、人物配置設定もろもろこのままで「シーズン2」やってほしいなと思うんです。事件をね、もっと洋邦の諸先輩作品からのモロパクでもいいから、それなりに時間をかけて練ったものを作ってもらいたいと思う。そしたら、もしかしたら劇場版が作られるような名ドラマになるかもしれないと思う。

 あと2話ですかね。こんなにアンバランスなドラマってあんまり見たことないですけど、もう推理の完成度については、完全にあきらめました。奇矯な人物たちの心温まる群像劇としての『IQ246』に期待したいと思います。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2016/12/05 20:00
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