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日刊サイゾー トップ > 海外  > 愛猫家の正体は猫肉販売業者だった

愛猫家の恐るべき“裏の顔”……1日100匹を屠畜する「猫肉販売業者」だった!

neko100003.jpg野良猫の回収業者が男の作業場にトラックで猫を届けに来ている映像

<いま冷蔵庫には、全部で10トン分保存してある。俺が昔、レストランを経営していたときは、猫肉をウサギ肉として鍋料理にして客に出してたんだ。客からの評判は、すごくよかったよ。猫とウサギは、皮を剥いで内臓を取り出すと見た目がそっくりで、素人にはまず判別がつかない。ウチから肉を買っている業者や店も、ウサギ肉だと思って調理して提供している。もしあんたも味を試したいなら、俺が今から猫肉の炒め物を作ってやろうか>(同)

 今回の報道について、SNS上では「溺死させて1日100匹の猫を殺すなんて、こいつはもはや精神病だ」「こいつの顔写真も公開しろ。社会的に抹殺した後で、俺が殺しに行く」などと、男の残虐行為に非難のコメントが大量に寄せられている。

 今回の潜入取材の映像などが証拠となり、男は警察に逮捕されたという。男の作業場からは、大量の溺死した猫と、麻の袋に入ったままの生きた猫19匹が見つかったという。男は取り調べの中で、猫肉の販売を20年にわたり行っており、毎年50万元(約800万円)を売り上げていたと供述している。男の作業場から救出された猫は愛護団体に預けられ、飼い主を募っているという。

 中国の一部エリアでは、今も電柱や街中に犬や猫を買い取る内容の広告が当たり前のように貼られている。今回の事件はメディアの潜入取材で逮捕に至ったわけだが、中国では氷山の一角にすぎないのだろう。奇跡的に救出された猫たちが、心優しい飼い主に出会えることを祈るばかりだ。
(文=青山大樹)

最終更新:2016/12/05 14:00
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