終盤戦で視聴率爆上げ! 殺害に成功した10人の女たちを脅かすのは……!?日テレ系『黒い十人の女』
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仕事を終えた松吉が向かった先は、神田久未(成海璃子)と文坂彩乃(佐野ひなこ)が待つカフェ。愛人関係を解消し、この2人と松吉は「お茶友」として付き合っていくことを選んだそう。
すでに知らないうちに、薬を6錠服用させられている松吉は体調がおかしいです。そのことを松吉から聞いた2人は、「待ってました!」とばかりに疲れに効く薬だと、殺害用の薬を取り出します。神田に説明を受ける松吉を尻目に、水に薬をさらさらと流し込む文坂。神田と文坂の友情があるからこそ、なせる技です。恐ろしい。
神田から自分を殺すための薬を受け取った松吉は、これまた自分を殺す薬入りの水で流し込みます。これで計8錠。もう死んじゃう!
松吉の次の予定は、如野とのディナーでした。こちらも段取り通り松吉の飲む水に薬を流し込み、服用させることに成功。しかし、如野にとって予想外の出来事が起こります。それは、松吉が如野の誕生日をサプライズで祝ってくれたこと。如野としては、殺してやりたいくらい松吉に対して冷え切っていたわけですから、如野の苦悶の表情に説得力があります。
一通りの予定を終えた松吉は、睦の待つ自宅へ。もう9錠の薬を服用させられている松吉は、いかにも体調が悪そう。睦が尋ねると「動悸が止まらないんだ」と、予定通りの返事が帰ってきた睦は、すかざす「薬あるわよ」と殺害用の薬を服用させます。これで10錠。10人の女たちは、晴れて松吉の殺害に成功したのでした。
不倫から抜け出せないと苦しんでいたのに、殺害を実行すればあっさり成功。なんだか拍子抜けですが、2週間後10人を脅かす連絡が皐山によってもたらされます。それは「風が生きている」ということでした。
原作では、本妻の裏切りがあり、どんでん返しの展開が待っていた『黒い十人の女』。バカリズム版ではどんな結末が待っているのでしょうか?
ちなみに、松吉が手掛けていた『淡い3人の男』は、打ち切りという業界関係者が見たら、間違いなく卒倒する結末に。オシャレなカフェでラーメンをすすり、彼氏が幕末の新選組の沖田総司で、沖田の不倫相手が近藤さん(おそらく新選組局長の近藤勇のこと)と、めちゃくちゃなテコ入れ。もはやテコ入れを通り越して、何のドラマかわかりません。
しかし、それを「見たことのないような斬新さが売りじゃない!」と言ってのける、松吉のプロデューサーとしての能力恐るべし。悪い意味ですが。
次回はいよいよ最終回。むちゃくちゃなテコ入れがないように願っています。
(文=どらまっ子HAYAちゃん)
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