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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ブレーク間近!ルシファー吉岡

「キャンタマンクラッカー」でブレーク間近! ルシファー吉岡が追求し続ける、“パンティ”の果てなき可能性

yoshioka1129.jpg撮影=尾藤能暢

 R-1ぐらんぷり決勝での“キャンタマンクラッカー”、そして『アメトーーク!』(テレビ朝日系)「パクりたい-1グランプリ」での“ゲンコツ山のタヌキさん”……秀逸なフレーズと圧倒的バカバカしさで、現在お笑い界を席巻しているルシファー吉岡。理系院卒の脱サラ芸人という異色の経歴を持つ彼は、いかにして「下ネタの帝王」の座へとたどり着いたのか? 会社員・吉岡大輔が、ピン芸人ルシファー吉岡になるまでの道のりを訊く。

***

――こうして取材させていただくと、ルシファーさんのネタの「インタビュー」をすごく思い出しちゃいます。

ルシファー吉岡(以下、ルシファー) 「インタビュー」……あ、ああ、あの露出狂のネタですね。

――露出狂じゃないです。“露出シャン”です。

ルシファー 半分忘れてましたよ(笑)。

――大好きで、あのネタ。ルシファーさんのネタの斬新さは、やはりその変わった経歴もひとつの要因だったりするのでしょうか? もともとメーカーにお勤めだったとか。

ルシファー メーカーではないんですよ。正確にはメーカーの下請けなんですが、。東京モーターショーに出品する車、いわゆるコンセプトカーをキレイに見せるライト、そのライトを……。

――ライトを作っていたんですか!

ルシファー いや、そのライトを操作するリモコンの、そのリモコンの内部にある回路を作っていました。

――細かい。そしてバリバリの理系。

ルシファー 一応、大学院まで出ているので。そんなにいい大学ではないんですけど。

――理系の大学院まで行って芸人になる方って、あまりいらっしゃらないんじゃないですか?

ルシファー 確かに、院まで行って就職してから芸人っていうのは、珍しいかもしれないですね。だって普通、大学院に進学するって、そういうことじゃないですか。その道で頑張るんだろうって。

――ご両親も、そのつもりだったでしょうね。

ルシファー でも、芸人になりたいっていうのは、18くらいから言ってたんですよ。上京してすぐ「芸人になる」って親に連絡して。親は「東京出て浮かれたのはわかるんだけど、一回落ち着け」と。たぶん僕が「大学院行く」って言った時点で、安心したと思うんですよ。それで、就職も決まって「やっと肩の荷も下りたな」っていうところで、「会社辞めて芸人になる」と電話で伝えたんで。

――それはショック……。

ルシファー 「会社辞めて芸人になるわ」の「わ」くらいのタイミングで、母親が「ウワーーーーン」って泣きだしました(笑)。あんなに人が早く泣くの、初めて経験した。

――大学院行った、就職もした、そして「芸人」ですからね……。

ルシファー 「マジかーーーい」だったんでしょう(笑)。しばらく泣いて、その後は20分くらいずっとののしられて。泣き終わったら、腹立ってきたんでしょうね(笑)。

――なんかわかります、お母さまの気持ち。

ルシファー 「アンタなんか、全然面白くないんだから!!」って。

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