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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 現役底辺グラドルが後悔している事
“崖っぷち”アラサーグラドル・吉沢さりぃの「グラドルもつらいよ!」

現役底辺グラドルが後悔する「20代にやっておけばよかったこと」

 11月21日発売の文庫本『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社)の入稿が終わり、腑抜けております吉沢さりぃです。毎日やることがないのでうっかり晩酌をしてしまい、“あ~、また一人呑みしちゃった”と後悔しています。

 後悔といえば最近、若いグラドルちゃんから「20代の時にやっておけばよかったなってことありますか?」と質問されました。いくつもあります。今回は、それについてお話しします。

 まず、私が何より後悔しているのは「勉強をまったくしなかったこと」。私は高校時代からバイトに明け暮れ、自分のバンド活動の傍らバンドの追っかけをし、卒業もできるかわからない中、奇跡的にAO入試で大学に受かりました。偏差値も26ぐらいしかありませんでした。どうせ学歴と関係のない仕事をするからと考え、東京に長くいる口実を作るための大学進学でした。なぜか服飾科を選んだけど、超劣等生。ズボンを作るときにケチってペラペラの生地を買い、それだけで先生にお説教をくらいました。

 そして、ダラダラ大学生活を過ごし、グラドルとしてデビューするんですが、そこでハッとしました。私には面白い趣味も特技も学歴もなかったのです。お乳しかない……。これがもし一流大学や国立大学に通っていたら、“高学歴巨乳グラドル”ということで、DVDが何枚か決まっていたかもしれません。服飾科も別に悪くはないのですが、私はミシンすら使いこなせず、自分で衣装も縫えず、スタイリングもできませんでした。特技と呼べるようなレベルに達していなかったのです。

 そのほか、パソコンの授業をちゃんと聞いてれば、今ごろ、請求書も手書きで書くような手間もかからなかっただろうなあとか、英語を頑張っておけば今よりも海外旅行を楽しめていただろうなあとか、国語をもっと頑張っていれば今よりもいい文章が書けたかもしれないと思ったりもします。私は何をしていたんでしょう……。グラドルが過剰な時代にあって、武器はひとつでも多いほうがいいのです。

 次に後悔したことといえば、「就職しなかったこと」。これは意外と思われるかもしれませんが、もしも大学に戻れるなら、就職活動したいです。就職しなかったのは、芸能活動をしていく上で、突然入る仕事に対応できないのではないかと思ったことと、就職することで芸能活動にプラスになることはないと思ったためでした。

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