「落ちこぼれでは終わりたくない」“捨てられた”アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」、武道館に立つ!
#アイドル #ハロプロ
8日、アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」が日本武道館で単独公演を敢行。多くのファンが押し寄せ、界隈ではここ数日話題を独占している。
同グループは、モーニング娘。など有名アイドルを多数輩出した「ハロー! プロジェクト」の研修生、元ハロプロエッグからなる7人。2010年に研修期間が修了とされたことで、事実上“ハロプロから捨てられた”彼女たちだが、すぐに「アップフロントガールズ(仮)」として活動を開始。当初は、ハロプロ所属グループのコピーを披露するライブなどを行っていた。
その後グループ名を「アップアップガールズ(仮)」に変更し、12年に代表曲「アッパーカット!」を発表。以降は大手アイドルフェスをはじめ、国内の音楽フェスに出演するなどアイドルファン以外にも知名度を広めている。
「今回、インディーズアイドルとしては初の武道館単独公演を成功させましたが、実際は空席祭り。ネットでは、否定的に捉えるファンも多いですが、そこを彼女たちは『あと6,000人も入る!』って言ってのける。その前向きさが魅力の一つですよね」(ファン男性)
さまざまな趣向を凝らした同公演で、一番話題になったのが羽根の生えたド派手な衣装。これは06年に歌手の小林幸子が『NHK紅白歌合戦』で使用したものを、ネット番組の企画でメンバーが小林に直談判して借りてきたという。放送では、「落ちこぼれでは終わりたくない」というメンバー・森咲樹の思いに、胸打たれた小林が快諾する様子が放送されている。
ほか、同公演には彼女たちと同じく、ハロプロエッグに所属していたメンバーや、モーニング娘。、矢口真里などハロプロに縁のあるタレントが勢揃いした模様。その様子にファンは「アプガ、愛されてる証拠です。本当に凄いメンバーです」「エッグ同窓会を武道館でやりましょうよ~♪」と感傷に浸っているようだ。
ファンが感傷的になるのは、彼女たちの歩みにある。モーニング娘。の9期オーディションに、現在のモーニング娘。’16リーダーの譜久村聖と森は一緒に臨み2人とも落選したものの、その後譜久村のみ合格している。2人のアイドル人生の明暗が分かれた瞬間だと言っていいだろう。一度終わった“アイドル”人生を立て直し、15年に行われた日比谷野外音楽堂でのアップアップガールズ(仮)の単独公演で販売されたパンフレットで、森は譜久村と対談している。また13年にハロプロのコンサートにゲスト出演した際に、アップアップガールズは「ハロプロを辞めさせられた」と自ら告白。奇しくも、開催地は“ハロプロの聖地”中野サンプラザだった。
地道に活動を続け、このたびの武道館への道を開いた“捨てられたアイドル”アップアップガールズ(仮)。次は、どんなドラマを見せてくれるのだろう?
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