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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 来日4年目の【サラ・ネルキン】
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.43

「アニメ界のチアガールになりたい!」【サラ・ネルキン】来日4年目の“やりたいこと多すぎ”状態

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――これまでに声優のお仕事はされましたか?

サラ ネットアニメの英語吹き替えに出演させていただいた経験もありますが、大学のとき、一度だけPS Vitaのゲームの声優オーディションに受かって、すごくうれしかったんですけど、プロジェクトが消えてしまって、本格的なデビューが逃げてしまいましたねぇ……。

――残念でしたね……。大学と言えば、大学を卒業するタイミングで、だいたいの夢追い人は夢と現実(就職)の狭間で揺れると思うんですが、サラさんの場合はビザの関係もあるし、帰国っていう選択肢も出てきてしまいますね。

サラ そうですね、悩みましたねぇ。アメリカに帰るか、日本に残るために英語の教師になって、なんとなく過ごしながらアニメのオーディションを探して頑張るか……。でも、アニメ業界からはどうしても出たくなかったんです。なので、私に残された選択肢はひとつでした。“アニメ業界の仕事を探すこと”です。それで就職活動をして、たどり着いたのは成人男性向けゲームの会社だったんですよ(照)。

――おお~!! そうなんですね!?

サラ そうなんです、アハハ! 勤めていた会社はアニメ化された作品もある会社で、いろんな作品の翻訳をさせていただきました。アニメ業界の人たちと会える機会もたくさんいただいて、充実した日々でした。でも、「もっと他に何かあるんじゃないかな?」と思っていたときに、今の職場から声をかけていただいて、今は大好きなアニメのライターをしながら声優の勉強中です!

――良いご縁があってよかった! 「声優事務所に入ろう」とかじゃなくて、ちゃんと就職しているのが、とてつもなく偉いです!

サラ ビザの問題もありましたしね。でも、声優の学校にはどうしても通いたかったから、声優学校の試験は受けたんです。とある声優学校の面接に行ったこともあるのですが、審査員の人はけっこう厳しくて…確かに緊張してミスもしたのですが、「お前は日本人より漢字を読まないといけない」って言われて、悔しくて……。家に帰って涙を流して「今に見てろ!」って自分に言い続け、それ以来毎日毎日、もっと早く読めるように台本の練習をしています。

――アニメライターの仕事をしながら、毎日練習を!?

サラ はい。他には、もっと大きな声で演技ができるようにボイストレーニングと、歌と、発音のチェックと……どんなに時間がたっても完璧にはならないんですけど、できるだけ頑張りたいです!

――ひええ、頭が下がります……! しかしながら、アニメの記事を書くためには、まずそのアニメを見続けないといけないから、ものすごく時間がかかりますよね。さすがに嫌になりませんか?

サラ ちょっと疲れますよね(笑)。でも、以前はただストーリーを楽しんでいただけのアニメも、今は「この人はこう表現してる! 私もコレをしてみたい!」とか、演技の勉強にもなりますので、やっぱり楽しいですよ。

――偉すぎて絶句! 毎日アニメを何本も見ては記事を書き、インタビューをして自分の勉強をしてボイストレーニングして……眠る時間は足りてますか?

サラ ないない(笑)。あと料理とかワンちゃんのお世話とかで、忙しいですね! でも、アニメ業界を応援したい気持ちでいっぱいなので、それでなんとか頑張って生きてます!

――た、倒れないでくださいね!! 

サラ 頑張ります……!

――ではでは、やはり英語よりも日本語で声優をしたいですか?

サラ 希望としては日本語も英語もやりたいですね。やりたい役は外国人キャラクターとか、ハーフのキャラクターとか……具体的に「アイドルマスターシンデレラガールズ」のケイトみたいな役がやりたいですね。そういう感じの役をいつか上手く演じられるように、毎日ボイストレーニング頑張っています。(笑)

――狙い撃ちしましょう! 外国人役と言えば、よく、日本人が「それはないだろ!!」っていうなまり方で演じてますよね。

サラ やはり外国人が演じることでその作品にはメリットもあると思いますし、日本人にしかできない役もあると思います……私が声優になって、業界をもっとカラフルな所にしたいと思っています。

――変えていきましょう! あと、声優に限らず、けっこうちゃんとした会社の大がかりなアニメでも、平気で英語のスペルが間違ってたりもしますね。

サラ 翻訳家としてもやはり気になりますよね。ゲーム会社で働いてたときも、英語が間違っていると、すごくしつこく「ここ間違ってますよ!! 今すぐ直しましょう!!!」ってやっていました(笑)。

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