「日本は中国の三級都市より遅れている!?」中国人観光客が、日本の“アレ”に不満タラタラ……
2016/11/05 16:00
#中国 #東アジアニュース #中国人観光客
スーパーのレジに設置された、支付宝支払い専用のレーン
「東京1日目。両替したばかりの1万円札を握りしめ、空港から憧れの有名ラーメン店へ駆け込んだ私。そこでは自動販売機で食券を買う必要があったが、1万円札が使えない。(中略)店員に助けを求めると、店の奥で頑丈そうな金庫を開けて両替をしてくれたが、これが果たして世界一の技術先進国なのか? 泉州市(福建省の三級都市)でも、もっとスムースだ」
これは、中国の旅行情報サイトの掲示板に残された、先月日本を初めて訪れた女性による書き込みである。
彼女が日本の現金主義に対して漏らしたこの率直な感想は、恐らく日本を訪れる多くの中国人が感じるものであろう。
中国ではすでに、日本とは比べ物にならないほど、キャッシュレス化が進んでいるからだ。
中国の昨年の電子マネーの取引額は、日本円で約150兆円に達した。一方、日本では5兆円程度とされているので、その規模は約30倍である。
シェアを見ると、取引額の約7割をアリババグループの支付宝(Alipay)が占め、スマホチャットアプリの付加機能である微信支付(WeChat Payment)が約2割となっている。両サービスともQRコード決済を採用しており、特別な機器が必要ないことから爆発的に加盟店が増えた。
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