聴率急落でも……フジ月9・山田涼介の『カインとアベル』が“正しいアイドルドラマ”になってきた!
2016/11/01 22:30
#ジャニーズ #ドラマ #フジテレビ #山田涼介 #どらまっ子AKIちゃん #Hey! Say! JUMP #カインとアベル
このすべての解決を担ったのが、優くんその人。しかも、大して知恵を搾るわけでもなく、成り行きのスーパーラッキーと持ち前の“人たらし”ぶりだけで、だいたいまわりの大人たちが勝手に解決に舵を切ってくれる、まさに“神の仔”展開。スーパースターって、アイドルって、こういう存在なのだろうなと思わせます。そりゃ真面目にコツコツ生きてきた兄貴は嫉妬するしかありませんですよ。このへんは前回、批判的に書いた展開そのまんまなんですが、一度この『カインとアベル』が「輝け! われらがアイドルドラマ!!」なんだと飲み込んでしまえば、けっこう心地よく眺めることができました。
一方、悲惨なのは兄貴の副社長です。バンコクで進めている都市開発は、いつの間にか地元のゼネコンが破たん寸前に陥り、100億円の追加融資が必要に。懇意にしている銀行の頭取にアポを取り付け、土下座せんばかりにお願いしますが、あっさり断られてしまいます。どうやら夜も眠れないみたいで、精神的にも肉体的にも、もうボロボロです。
そんな折、優くんがチーム内で「頑張ってる」「戦力になってる」という報告を受け、嫉妬の感情が爆発! 行方をくらましてしまうのでした。
というわけで、このドラマは山田涼介のキラッキラに輝く振る舞いをまぶしく見守りながら、桐谷健太がいかにズタボロに壊れていくかを楽しむという、けっこう残酷なお話になっていくようです。残酷なお話、嫌いじゃないんですよねー。
ちなみに聖書の『カインとアベル』では、兄貴が弟をブッ殺しちゃいますので。どこまでやるのかな、月9で!
(文=どらまっ子AKIちゃん)
最終更新:2017/04/19 13:40
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