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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 『勇者ヨシヒコ』で夢のコラボ
テレビウォッチャー・てれびのスキマの「テレビ裏ガイド」第139回

『ドラクエ』vs『F.F.』が実現? 『勇者ヨシヒコと導かれし七人』が挑む冒険

 その村の入り口には、「エフエフの村」という看板が掲げられている。どこかオシャレ感の漂う、いつもとは違う雰囲気の村。

 そこで一行は、長身で細身のスタイリッシュなイケメンに出会う。明らかに『ファイナルファンタジー』的な主人公の風貌だ。

「ヴァリーだ」と自己紹介する男(城田優)。

「バリーではなく、唇をかんでヴァリーだ」

と、名前へのこだわりもハンパない。彼は、自分のアジトにヨシヒコたちを連れて行き、仲間を紹介する。

「モンク」「白魔道士」「黒魔道士」という聞き慣れない職業を名乗る彼らに困惑するムラサキたち。「モンク」が「武闘家」と同じだとわかると、「武闘家は武闘家でよくねえ?」と悪態をつく。

 彼らが話している間にも、ヨシヒコはアジトにあるツボや樽の中を確認するために割り始め、ヴァリーたちに「ええー! なんでぇ?」と驚かれる。

「ヨシヒコ、ここは明らかにルールが違うようだ」

というメレブの声も無視し、引き出しも勝手に開ける。もちろんこれは『ドラクエ』の勇者たちが勝手に村人の家のものを壊してあさることへのパロディだ。

 それでも一緒に戦うことになった一行は、モンスターたちに遭遇。

「隊列を組め!」

 ヴァリーの号令とともに、斜め2列になる一行。

「なんでこんな斜めのところで戦わなくてはいけないんだ?」

 ヨシヒコが疑問をぶつけるが、ヴァリーは当たり前のように言う。

「ここでは、こういう感じなんだ」

 モンスター側の攻撃で、そのダメージが数字になって表れると、「なんだ、今の数字は?」と、ヨシヒコはいちいちパニックになるのだった。

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