事実誤認も番組側が謝罪! なぜ、張本勲氏は『サンデーモーニング』を降板しないのか?
#TBS
なぜ降板にならないのか――。TBSの情報番組『サンデーモーニング』(日曜午前8時~)の“ご意見番”で野球評論家の張本勲氏(76)が、またやらかした。
16日放送回で、中央大学が箱根駅伝予選会で落選し、本戦連続出場が87回でストップしたという話題を取り上げた時のことだ。張本氏は「喝」を与えた上で「内紛があるそうだからね」と発言。これに対し、中大法科大学院教授で陸上部部長を務める野村修也教授が番組放送直後、張本氏の発言を「事実無根である」とし、TBSに訂正と謝罪を要求していた。
結果、同番組は20日、ホームページ上で「中央大学から事実と異なるという指摘を受けました。この表現により誤解を招きましたことを、視聴者および選手をはじめとする関係者の方々にお詫び申し上げます」と謝罪。野村教授はTwitterで「番組の誠実なご対応に感謝申し上げます」と述べたが……。
不思議なのは、張本氏ではなく、番組側が謝罪コメントを出したこと。それほど火急の事態だったのかもしれないが、それでも文末に同氏の名前があってもいいように思える。これに番組関係者は「張本氏は球界の大物。いや、厳密にいえば、自ら大物の雰囲気をやたら出すんです。自分の非を認めないばかりか『この俺に謝らせるのか』というノリなんです。機嫌を損ねてしまってもまずいので、スタッフで協議した結果、番組側が謝罪するということになったのでしょう」と話す。
張本氏といえば、昨年4月12日放送でも、当時48歳のサッカーJ2横浜FCの三浦知良に「(J2は)野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と勝手に“引退勧告”し、大バッシングを受けた。
この時はカズの大人の対応に助けられたが、「放送終了後、局にはかなりの数の抗議が来た」(番組関係者)というから、たまったものではない。ネット上では張本氏を「老害」扱いし、降板を求める声も上がっているが……。
「それができないんです。『サンデーモーニング』は司会の関口宏さんが強い影響力を持ち、張本さんとは非常に仲が良い。加えて、あの『喝』です。日曜の朝番組は年配の方が主な視聴者。張本さんの歯切れのいい『喝』が好評で、一気に数字(視聴率)が伸びるんです。関口さんも、張本さんが“持ってる男”であることを認識しているので、切ることはしません」(同)
どうやら、張元氏に「喝」を与えられる人はいないようだ。
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