ソフト・オン・デマンド新社長に35歳のイケメンAV監督が就任! SODの行く末とは
#アダルト #SOD #インタビュー
――今後SODを、どう変えていくんでしょうか?
野本 最初にも言いましたように、僕はAVやエロのことであれば、本当にいつまででも話していられますが、お恥ずかしい話、経営のこととなるとどうしていいのかがわからない、というのが正直なところです。ただ、SODは理念として物作りの制作者を大事にして世に新しいものを届けるとか、お客さんに新しい刺激、今までにないものを届けるため、バカなことも大まじめにやっていこうというのがあるので、もう一度、創業当時の理念を取り戻して、とにかく新しいもの、新しい刺激のあるもの、それからやっぱりそれを作る若手を育てていきたいと思っています。
──改革したいジャンルの作品とかありますか?
野本 企画ものに一番メスを入れたいと思っています。「予算を削って、ただ効率よく」じゃなく、もっと時間をかけていろんな企画を引っ張りだしてきて、新しいものを提供していきたいって。企画ものは監督次第だと思っているので、上から「こういうものを撮れ」じゃなくて、作り手が撮りたいものを大事にしていく環境を作りたいです。監督発信で作品を届けていきたいんです。自分が好きなものじゃないと、監督もたいして粘らなくなるんです。若い人がこれを撮りたいと言える環境を、どう作っていくかが課題だと思っています。
──売上に関しては今後どのように推移させていきたいんでしょうか? 150億円企業といわれるSODに、まだまだのびしろはあるのでしょうか?
野本 大きくしすぎてブランドが薄れるのもどうかと思うので、その方向性は悩むところですね。ブランドのところで世間にどれだけSODブランドを広められるかを意識してやっていきたいんです。そのために今、仕組みづくりをやっています。チームとして強くなりたい。売上からいってしまうと、どうしても作品が面白くなくなってしまったりするんです。なるべく数字は見ないようにして、今はやっていきたいです。
──直近の新しい企画としては、マジックミラー号の20周年を記念して、移動式のスタジオでもある同車両を、もっとたくさんの人に知ってもらおうと、レンタル料無料で貸し出す企画や、素人を使った新企画物として、お金に困った素人娘をAV好きの質屋が口説いてAVに出演させてしまうという「質屋娘」の制作など、新しい企画が続々登場する予定になっています。
野本 ここからのSODは、新たな素人もののパターンを作ろうと新企画をいろいろと考えていまして、そのひとつが「質屋娘」です。マジックミラー号も思い入れのある作品なので、もっともっとパワーアップした企画を考えていきたいです。
──今後のSODに期待しています。
野本 とにかく、あれこれ悩んでも仕方がないので、思いついたことはすべてやっていことうと思います。応援よろしくおねがいします。
■野本ダイトリ
1981年1月7日生まれ。2004年SODクリエイト新卒入社。座右の銘は「一生青春」
Twitter@nomotoyoshiaki
(取材・文=名鹿祥史)
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