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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国「卵子ビジネス」の闇
報酬は約15~45万円

中国「卵子ビジネス」の闇 卵子を大量採取された17歳少女が一時重体に……

tamagobank02.jpg卵子提供者を求める張り紙。条件として、体が健康で見た目がよく、年齢は20~27歳、身長160センチ以上で、まともな職業に就いている社会人か学生であること。報酬は1~3万元(約15~45万円)とされている

 医師によると、卵巣は通常、鶏の卵程度の大きさだが、ホルモン剤の注射を受けたことにより肥大し、少女の卵巣は豚の心臓ほどの大きさになっていたという。豚の心臓がどれほどの大きさなのかはよくわからないが、豚の臓物の各部位が市場で普通に売られている中国らしい表現である。

 少女の家族は、どうして娘がこのような手術を受けたのか理解できないとしているが、すでに警察に通報し、手術をした病院や卵子販売ルートについての徹底的な捜査を求めているという。

 体を傷つけることもいとわず、気軽に卵子を売る少女と、まだ体が未成熟な少女から無理やり20数個の卵子を取り出す病院。中国の生命に対する倫理が問われる事件である。
(文=佐久間賢三)

最終更新:2016/11/08 18:08
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