結成20周年! バイきんぐが葛藤の果てに見つけた、「バカ」と「注意」の境地
#お笑い #バイきんぐ #小峠英二
――西村さんは、小峠さんのどんなところが自分に合っているから、ここまで続いたと思いますか?
西村 笑いに対してのストイックさですね。絶対にかなわない。
――ストイックエピソード、教えてください(笑)。
小峠 ストイック小話(笑)。
西村 そうだなあ、なんだろう。バイトもいろいろやってたんですけど、食えてない頃ね。ネタを考える時間があるバイトしか(小峠は)探していなかった。ドライバーとか。害虫駆除も、駆除した後に待機時間があるので、その時間にネタを考えられる。
――あくまでも、芸人活動あってのバイト探し。
西村 僕なんか“バイトしんどいなぁ”くらいしか考えてなかったですもん(笑)。そのへんの意識は、本当にすごいなあと思います。
――いまバラエティ番組でバイきんぐさんを見かけることは、まったく珍しいことではなくなりましたが、お2人にとってバラエティ番組に出ることは、どんな意味を持っているのでしょうか?
西村 もともとそれが、やりたいことでしたから。そういうテレビを見て僕らは育ちましたから。
小峠 なぜネタをやっていたかといえば、テレビに出るためなんですよね。今でも、もっともっと出たいと思ってます。
西村 『徹子の部屋』(テレビ朝日系)とか出てみたいよな。まだないんですよ。『笑っていいとも!』(フジテレビ系)も、テレフォンショッキングは出られなかったし。コーナーには呼ばれたことがあるんですけどね。長寿番組に出たいです。
――『徹子の部屋』まだなんですね。意外です。小峠さんは、何か出たい番組はありますか?
小峠 僕ね、池上彰さんに会ってみたいです。
西村 なんでだよ(笑)。
小峠 僕、世の中のこととかまったく知らなくて、2年くらい前から新聞を読み始めたんです。徐々になんとなく社会情勢や政治がわかり始めて、いま池上さんにお会いして、いろいろ聞いてみたいですね。わかりやすく解説してほしい。
――なぜ、新聞を読み始めたんですか?
小峠 マジで、バカはだめだなと(笑)。たぶんひと昔前だったらバカな芸人もOKだったんですけど、今バカのポジションは、アイドルだとか、ぺこ&りゅうちぇるだとか、そういう人たちのものなんですよ。芸人のバカは、もう笑えない。需要がないんです、今は。そこのポジションはたくさんいるから、鈴木奈々ちゃんを筆頭に(笑)。そうなった時に、「あぁそうだよな」って思って、読み始めましたね。
――社会情勢に詳しくなると、作るネタも変わってくるのですか?
小峠 いや、ネタはやっぱり変わらないですね(笑)。
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