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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 子どもの頃の夢の『三色ライス』
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第63回

プロ野球選手とウルトラマンと消防士みたいな子どもの頃の夢の『三色ライス』

DSCN6516オトナになっても未だにおいしいオムライスは人気メニューの定番。

 どう? オムライスとカレーライスとハヤシライスがきれいなトライアングルを描いてお皿に盛られている。

 横にお新香とお味噌汁が添えられ、スプーンをペーパーナプキンで包むあたりも雰囲気を壊していない。コップに突っ込んで出て来たらもっと良かったかも(笑)。

 しかし、実際に夢のトリオを目の前にすると、果たしてどれから食べればいいのかわからなくなってしまった。とりあえずお味噌汁で喉を潤し、本能のまかせてやおらスプーンを運んだのは、やっぱり子どもの頃の夢のごちそうだったオムライスだった。

 薄焼きタマゴとケチャップライスのハーモニーはまろやかで、空きっ腹でなくても舌とはらわたに染み渡る。懐かしい味のカレーライスと、オトナの世界をかいま見たかのようなハヤシライスのコクと酸味の相性もバツグンだ。

「あ~、もう全部いっぺんに食べたいよ~!」

DSCN65313つの味が混じっても、それはそれでOK。

 てことで、ワンスプーンの上に小さな三色ライスワールドを造り、それをひとくちで頬張る。と、子どもの頃の夢と憧れ、そしてオトナへの階段が走馬灯のように口内を駆け巡るのだった。

 すぐに叶いそうなのになかなか叶わなかった子供の頃の夢のメニューは、下町の洋食屋さんにあった。

DSCN6511店のテントにもイラストが描かれている名物三色ライスは、20年ほど前からあるらしい。

蔵前 一新亭『三色ライス』1100円

インパクト ☆☆☆
味     ☆☆☆
店     ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 19:14
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