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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「ヤレる総選挙」ってなんだ!?
ラジオ神回列伝 第3回

「ヤレる総選挙」ってなんだ!? 『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』10年続く番組の“伝統芸”

 この企画で一番盛り上がるのは、やはり前述のリスナーが考える“ヤレそうな理由”です。それでは、ときに秀逸で、ときに童貞くさいその一部を紹介させていただきます。

 「指原莉乃はヤラせてくれたけどなぁ」って言ったら負けん気の強さで、菊地亜美は抱けるはず。ホラン千秋は、SEXのことを“ステップアップ”と言えばヤレるはず。手島優は、牛角おごればヤレるはず。矢口真里は、家にクローゼットさえあればヤレるはず。ロンドンハーツ(テレビ朝日系)に出てる女性タレントは、「頭の回転速いよね」と褒めとけば1人くらいは絶対抱けるなど……。

 さらには、ケンコバさんが「安藤優子さんは、分け目が逆の日はヤレるらしい」など下世話かつ根拠全くなしのゴシップ。もはや、放課後の部室です。楽しすぎる!!

 そして、結果発表時には番組側が1位になると予想した方をゲストで呼ぶのですが、これがまた見事に1位を取らない。今年は、矢口真里さんという大本命を番組に呼んだにもかかわらず、センターどころかヤリ7にも入れない15位という結果に。矢口さんも「ここに入れなかったら、私はどの“神7”にも入れない」と落胆していました。

 過去4回の傾向を分析すると、上位に進出するのは“ヤレそうでかつ、ヤレたら自慢できるクソメンの夢を背負ったアイドル”。対して、ゲストは“ただただヤレそうな人”であると推測できます。

 この企画の面白いところは、ほとんどの女性タレントが上位進出を目指しているという点。総選挙後のポッドキャスト配信では、1位を取れなかった女性タレントがおぎやはぎさんとケンコバさんの口車に乗せられて自らの性生活を暴露したり、おのののかさんに至っては、かわいすぎる喘ぎ声を披露したりと大ハッスル。多くのタレントが公式に上位を狙うと発言をしていて、16年のスキャンダルのほとんどは、この総選挙での上位進出を意識してのことだと、僕は理解しています。

 ちなみに開票結果は、ファンと関係を持ったことで、クソメンの心をつかんで離さないHKT48の指原莉乃さんが現在4連覇中。果たして快進撃を阻む“ヤレそうな”アイドルは現れるのでしょうか? 来年6月の総選挙に備えて、我々クソメンは、妄想ばかりの忙しい日々が続きそうです。
(文=菅谷直弘[カカロニ])

最終更新:2016/10/06 11:33
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