逆ギレ乱闘、不衛生すぎるレストラン……韓国人を悩ませる「中国人トラブル」
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韓国内での中国人トラブルに、韓国人が頭を悩ませている。
9月9日、中国人観光客が多く集まる済州島(チェジュド)で、8人の中国人が逮捕された。事の発端は、繁華街の飲食店に立ち寄った中国人たちが、よそで購入した酒を持ち込んで飲み始めたことだった。当然、営業妨害行為だと店主(53)が注意したのだが、くだんの中国人たちは逆上、暴れ始めたのだ。彼らの狼狽ぶりはすさまじく、店内には割れた酒瓶が散乱。店主は脳挫傷などの重傷を負い、止めに入った2人の韓国人客も打撲や切り傷を負って病院に運ばれる大騒動に。駆けつけた韓国警察は中国人8人のうち、5人を現行犯逮捕、残りの3人に対しては出国停止を命じた。
済州島を訪れる中国人観光客は2013年181万2,000人、14年285万9,000人と増加傾向にあり、15年こそ中東呼吸器症候群(MERS)の影響で減少したとはいえ、それでも223万7,000人となっている。こうした島内の中国人増加は、犯罪率にも直結していて、中国人の逮捕者は、06年の23人に比べて15年は11倍以上にもなったという。
韓国内の中国人トラブルは、何も暴力だけではない。飲食店関係では、よりひどい事態が起こっている。
7月18日から8月31日までの45日間、京畿道(キョンギド)にある3,485店舗の中国レストランを対象に抜き打ちで衛生管理検査が行われ、実に474店舗が摘発されたのだ。
摘発された店舗の衛生状態は、調査員の想像を絶するひどさだったという。実例を挙げると、韓国産と偽った産地偽装食品はもちろん、賞味期限を1年も過ぎた食材を利用していたり、食材を詰め込みすぎて冷蔵庫が適正温度に保てていなかったりと、目も当てられない状態だったのだ。食材ばかりでなく、調理道具も不衛生極まりない状態のものが目立ったという。
さらに調査員を青ざめさせた店舗もある。キッチンのあらゆる箇所に生ごみが散乱して、壁一面がカビで覆われている店や、ゴキブリの群れが料理の上を疾走するトンデモない店まで存在したのだ。
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