これじゃ、三浦翔平が高畑裕太容疑者ですよ……『好きな人がいること』のトンデモ展開
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美咲はこのお祝いの席で、夏向から以前告白されていた想いに、返事をするつもりでした。美咲の作ったケーキには「祝」の文字が書かれたプレートが刺さっています。もうウキウキです。
そのケーキを抱えて店を出ようとした美咲を、いきなり千秋が抱きしめるんだもんなー。ケーキ落としちゃうんだもんなー。よりによって「祝」の文字がまっぷたつに割れちゃうんだもんなー。
千秋は、もちろんこのケーキの意味を知っています。このまま美咲を行かせれば、夏向と美咲が付き合うことになることもわかっています。
重複しますが、「それを阻止したい!」と千秋が思い当たる理由は、特に描かれません。「切なげに遠くから美咲を見つめる千秋」のシーンが数回あっただけです。
そのシーンによって「千秋、美咲ちゃんのこと好きなんだ! 素敵!」と素直に納得できれば、「想いがあふれて抱きついちゃった切ない千秋、イケメン!」と胸キュンできますが、納得できていなければ、もうアウトな行動にしか見えないんですね。
「欲求が抑え切れなかった」と証言したのは、強姦致傷容疑で逮捕された高畑裕太容疑者でした。これと、どこが違うのかね? と思うんです。急に抱きつくって、暴力以外のナニモノでもないですからね。
それ以上に、これまでさんざん弟の夏向を大事にしてきた千秋という人物像もご破算です。仕事的にも恋愛的にも、夏向にとって最高に素晴らしい夜になるはずだったのに、千秋は自らの性衝動によってブチ壊してしまった。この段になって、美咲のみならず、千秋も人格が漂白されてしまった。美咲という性獣がイケメンをはべらせるドラマに、もうひとり千秋という性獣が誕生したのでした。
いったいこの月9は今後、どうなってしまうのでしょうか……。なんか、超怖いです。
(文=どらまっ子AKIちゃん)
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