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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国で親が子どもの結婚相手探し

お見合い大会ブームの中国で、親が子どもの結婚相手探し「目を皿のようにして……」

miai-1横断幕に書かれている「相親」は、中国語で「お見合い」の意味

 8月末、中国東北部の遼寧省の省都・瀋陽市にある大型ショッピングセンターで、集団お見合い大会が開かれた。お見合い大会といっても、かしこまった催しではなく、未婚の男女に集まってもらい、気が合った者同士、ご自由にカップルに――というスタイルのもの。この手のお見合い大会は、中国各地で行われている。

 瀋陽市のお見合い大会にも大勢が駆けつけ、会場は人だかりとなったが、何かが違う。若い男女が集まるお見合い大会のはずなのに、会場に来たのは、初老のおじさん、おばさんばかりだったのだ。

miai-2会場内に用意されたボードにも、数多くの見合い用紙歴書が貼られている

 彼らが不倫相手を探しに来た……わけではない。手にしているのは、自分たちの息子や娘の年齢と身長、さらに学歴や職業までを書いたボード。つまり、自分の子どもの結婚相手を探すために、子どもの代わりに、このお見合い大会に来たのだ。

 自分が持っているボードを周りに見えるようにして歩きつつ、自らは目を皿のようにして、周囲の人のボードに書かれている文字を追う……。こうやって、自分の息子・娘に合いそうな条件の相手を探し回るのである。中には、相手に対する希望条件まで書いている人も。

 中国のお見合い事情について、同国に詳しいライターの吉井透氏はこう説明する。

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