深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.390
本命とはエッチせず、非本命とエッチしちゃう! 肉体言語としてのSEX『好きでもないくせに』
2016/09/01 17:00
#映画 #パンドラ映画館
琴子と同じキャバクラに勤める元気(川村亮介)をはじめとする男たちは、琴子の優柔不断な性格に思いっきり振り回されるはめに。
数日後、連絡先を聞きそびれていた陸から琴子のFacebookに友達申請が届く。小躍りして喜ぶ琴子。遊び慣れている陸は、琴子をさっそくシャレたバーに誘い、センスのいい会話で心地よく酔わせくれる。気づいたときには琴子は陸のマンションに上がって、陸に抱かれていた。念願の陸とのベッドインだ。でも、いよいよ本番という寸前で陸を拒絶してしまう。「本当に好きだから、セックスはできない。セックスすると体だけの関係になってしまう」と弁解する琴子。今まで女性に拒否されたことのない陸は、琴子のこの理屈がまったく理解できない。セックスすることに達成感を覚える男たちと、セックスよりも大事なものがあると考える琴子との間には深い深い溝がある。
演技経験のない璃子は、本作で琴子を演じているというよりは、素のままの自分をさらけ出している。ブレイク前の新人女優らしく“決め顔”が定まっておらず、カメラアングルやちょっとした仕草によって印象がずいぶんと変わる。秋田出身の純朴そうな女の子に映る一方、ベッドシーンでは大胆なフルヌードを披露する。特に同じキャバクラに勤める元気との2度目のSEXシーンはかなりエロい。大本命の陸を袖にして自宅に泣きながら帰ってきた琴子は、好きでもない元気とまたエッチしてしまう。前貼りをしていない璃子のこんもりしたアンダーヘアは丸見えで、正常位から座位へと体位を変えていく中で白い肌が次第に上気していく様子が分かる。演技っぽさがない分、余計にエロチックに感じられる。
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