中国「G20」パニック! 過剰な検問とインフラ断絶で、杭州市民は軟禁状態!?
#中国 #東アジアニュース #孫向文 #チャイナめった斬り
■多くの中国人が、政府の欺瞞に気づいている
市民の生活規制と同時に、政府はイメージ操作も行っています。今年に入り、政府中央宣伝部は杭州市内の公務員家庭に「G20開催期間中は、家族連れで、市内近くの西湖周辺を散歩する」よう指示しました。これは、外国メディアに「中国は平和的」というイメージを植えつけるためのもので、北朝鮮が公開する幸せに暮らす家庭や、整然としたスーパー店内といった捏造報道と同一のものです。このような政府主導の数々の偽装工作に、中国のネット上では「わが国は『西朝鮮』化している」という揶揄が流行しています。
今回の件を受け、「安全のためなら仕方ない」「テロ対策。文句を言うやつは死ね!」「検査なんてたいしたことない。杭州人として、今回のG20開催に誇りに思う」と、政府の政策を擁護する声もわずかにありましたが、「大迷惑だ!」「街から出られないなんて……」「検問で体を触られるのは不快」などと、不満を訴える声が圧倒的多数を占めていました。すでに大半の中国国民が。政府の欺瞞に気づいているのです。
現在、王毅外相は自国のイメージアップのために歴史問題を追及しないなど、日本側に対し、友好的な姿勢を表しています。その一方、中国漁船の領海侵犯停止を呼びかける声明を発表しないという、矛盾した態度も見せています。中国側の友好的な姿勢が、あくまでG20 成功のための「建前」にすぎないことは明らかです。
政府は自国のメンツを保つため、躍起になってG20を成功させようとしています。僕はG20 開催期間中に数々の偽装が明るみになり、結果、政府の評判が大きく失墜することを期待しています。
●そん・こうぶん
中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)がある。
<https://twitter.com/sun_koubun>
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