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日刊サイゾー トップ > 海外  > G20開催で人民が軟禁状態に!?
中国“ヤバい”漫画家・孫向文の「チャイナめった斬り」

中国「G20」パニック! 過剰な検問とインフラ断絶で、杭州市民は軟禁状態!?

china090216.jpgイメージ画像(Thinkstockより)

 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。

 9月4日、僕の生まれ故郷である中国浙江省・杭州市でG20(20カ国・地域首脳会議)が開催されます。G20は世界各国の首脳陣が集結する重要な会議で、本来開催されることは当該都市にとって名誉ですが、杭州市に住む僕の友人たち、そして普段は政府を支持する僕の両親すら、反対意見を唱えています。

■まるで冗談のような、中国側の規制

 今回のG20における安全対策のために、政府は杭州市一帯に過剰とも思える警備体制を敷いています。例えば、G20開催期間中、市内の企業は一斉に休業となり、市民は市外へ出ることが推奨されています。現在の杭州市街地には治安維持のために装甲車など大量の軍用車両が配置され、鉄道やバス、旅客機などすべての公共交通機関内には警察官が配置され、乗客たちを見張っています。

 また、化学テロ対策のため、市内の至るところに検問所が設置され、市民は検問所を通るたびに、買い物の際に購入した飲料などがあれば、その場で開封して、一口飲まなければなりません。そのため、警察の指示に従い、ワインを飲んで飲酒運転で逮捕されたり、ゴマ油を飲まされ続け、気分悪くした主婦が「これは爆弾だ」とウソをついた結果、警察署に連行されるという、冗談のような事態が発生しています。

 また、男女を問わず警察による市民へのボディチェックが行われており、中には男性が股間を触られたり、女性が胸部や団子状にまとめた髪を触られたという事例も発生しているようで、ネット上には「まるでセクハラだ!」といった意見が相次いでいます。

 さらに、9月4日から、安全対策のためにガスの供給停止措置が取られ、G20会場付近の住民の食事は当局側が配給することが予定されています。ほかにも、商品配達などあらゆるインフラが断絶するため、G20開催中の杭州市民は全員軟禁状態になります。

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