au「三太郎」CMで話題の個性派俳優・前野朋哉が語る少年期「一日中、映画のことばかり考えてた」
#映画 #インタビュー
――絶対に忘れられない作品になりますね。
前野 映画って、見るシチュエーションが、すごく大事だと思うんです。地方に行ったときに、初めて行く映画館は、すごくワクワクするし。今回みたいに「無理して見る」のも好きですし、時間が空いたときに何も決めずフラッと映画館に行って、インスピレーションで決めるのもいい。
――たとえば『エミアビのはじまりとはじまり』だったら、どんなシチュエーションで見たいですか?
前野 う~ん。そうですね。僕だったら『シン・ゴジラ』を見て、一度そちらの世界にトリップしながら、この『エミアビのはじまりとはじまり』を見ると、なかなかのテーマ感の振れ幅に『エミアビのはじまりとはじまり』のインパクトがより強くなるんじゃないかなと思います。
――『シン・ゴジラ』と『エミアビのはじまりとはじまり』の2本立て(笑)。
前野 どちらも熱くなる映画ですし(笑)。あと、お酒飲んで見るのもいいかもしれない。僕よくやるんですけど、お酒飲んで映画見ると、自分の中のリミッターが解除されるとこあるじゃないですか。「ドーピング」って呼んでるんですけど(笑)。
――今は情報があふれすぎて、あまり自由な状態で映画を見られないのかもしれませんね。
前野 みんな、前情報仕入れて見に行きますもんね。でも、それってめちゃめちゃ選択肢を狭めてると思う。もったいないですよね。もっと楽しめるはずなのに。
――休憩の中華屋を挟みつつ、汗だくで歩いてたどり着いたゴジラは、普通のゴジラより絶対楽しいと思います。
前野 しかも、そんなことでもないと絶対に入らない、住宅街の中にポツンとある中華屋ですから!
――いま本当にたくさんの作品に出演されていらっしゃいますが、前野さんの中で「この人と共演したい!」という夢はありますか?
前野 デンゼル・ワシントンと共演したい。
――おおお!!
前野 昨年公開された『イコライザー』っていう映画がめちゃくちゃ面白くて。映画館で見られなくて、ブルーレイで見たんですけど「久々キタこの! この! デンゼルのこの!!」って。最高でした……。本当に、デンゼル、カッコイイ……。
――ちなみに、どんな役柄で共演したいですか?
前野 どんな役柄でもいいです。なんなら一発で殺されたい。
――殺されたい(笑)。
前野 元CIAのすごい殺し屋の役なんですよ、デンゼルが。瞬時にその場の状況を判断して、いかに速いスピードで何人殺すか。そのシーンがカッコイイ。あのシーンの一員になれたら、めちゃくちゃうれしいですよね。
――前野さんの「殺し屋」役も、ちょっと見てみたいですけど。
前野 いやぁ、でも僕が殺し屋だったら、あんなにスマートに殺せないし、やっぱりそういう役は佐藤浩市さんとか織田裕二さんで見たいし……中井貴一さんもいいだろうな、カッコイイよな……。“昼はサラメシ、夜は殺し屋”みたいな……。
(取材・文=西澤千央)
●『エミアビのはじまりとはじまり』
監督・脚本/渡辺謙作、キャスト/森岡龍、前野朋哉、黒木華、新井浩文、山地まりほか
上映時間/1時間27分 製作/『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会
企画/ブレス 制作プロダクション・配給/ビターズ・エンド
9/3(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
(C) 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会
<http://bitters.co.jp/emiabi/>
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