平均年齢83歳のヒップホップ! ハリウッド映画化も決定した世界最高齢ダンスグループにインタビュー
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ヒップ・オペレーション・クルーのメンバーの年齢は、下は60代から上は94歳まで。ドキュメンタリーの中では94歳のスターダンサー、関節症を患う女性、認知症で入院中の夫を頻繁に見舞う女性など、さまざまな事情や体調を抱えるメンバーが数多く登場する。
レイラ「家族に支えながら活動しているメンバーは多いし、私自身も娘や孫たちが熱心に応援してくれている。ただ、姉たちだけはいい顔をしないのよね(笑)。私はきょうだいの末っ子なのだけど、姉たちに『今ドキュメンタリー映画を作っているのよ』『世界大会に出ることになったの』と説明しても、渋い顔をしてばかりだった。だけどもう、姉たちの反応は気にしないことにしたわ。ダンスを始めたおかげで私は自信がついたし、もう昔の私じゃない。孫たちは『おばあちゃんすごい!』って喜んでくれているから、それだけで充分に嬉しいしね。孫たちは地区大会に駆けつけてくれて、ヒップホップの格好で応援してくれたのよ。でも姉たちも、今ではちょっとぐらい見直してくれているんじゃないかしら」
マリー「ちょっと体調が良くなかったり、少し夜更かしをしたりして、今日は体が重たいわって感じる日もあるけれど、音楽がかかれば気分が乗るので大丈夫。いつもヒップホップの音楽が私を助けてくれているわ」
ジャックとブレンダの夫妻はゴルフ好きだったけれど、妻のブレンダは、今はゴルフよりもヒップホップに夢中なのだとか。心の底からヒップホップを楽しんでいる彼らは、ヒップホップのニュージーランド国内大会に出場する。そこで大きな評判を呼び、なんとラスベガスで行われた世界大会に特別招待されることに! 1万5,000人の観客の前でパフォーマンスをするシーンは必見だ。
レイ「あのステージはとても緊張したし、正直怖かったよ。観客を意識しすぎず、会場の後ろを見るようにして、なんとか1曲踊り終えたね。でもだんだんと慣れていったし、何より励みになったのは、会場にいたたくさんの若者や子どもたちの存在だった。会場内を歩いているといろんな国の子どもたちが『ヒップ・オペレーション!』って声をかけてくれたんだよ。感動して泣きそうになったし、本当に忘れられない日になったね」
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