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ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第61回

実家の味がケーキになった!? 郷愁誘う都会のおかず『駒沢大学 おかずパン』

DSCN6376カップケーキとお惣菜が見事にマリアージュ(笑)。甘くないおかずケーキが誕生した。

 筑前煮やひじきというと、母ちゃんやバアちゃんが作ってくれる実家の味というイメージ。最近の若者や、一人暮らしの特に男性だとあまり食べないのではないだろうか……。

 そんな実家の味がケーキになったら? イメージすることすら難しいオシャレな実家味のカップケーキをみつけた!

 駒沢大学駅近く、国道246号線から路地を少し入ったところにある小さなケーキ屋に入ると、ショーウインドーにはカップケーキばかり6種類が並んでいる。

 パッと見ではなんだかよくわからず、名前の入ったプレートをのぞき込むと、前出の筑前煮や五目ひじきの他に、夏野菜の焼きカレーやエビチリ、ビーフシチューなど、およそケーキの具材とはかけ離れた、おいしそうな料理の名前が書かれている。でも、そのおかずがケーキになりうるのだろうか?

 ものは試しと、カワイイ店員さんにそれぞれ各1コづつお願いし、シャグシャグとセミの鳴き声が降り注ぐ近くの公園のベンチにて遅いランチタイムをとることにした。まずは筑前煮ケーキを手に取り、おもむろにかぶりついた。

DSCN6388見た目はちょっと変わったカップケーキだが、中身はフツーの筑前煮が。

「んん? 甘くない」

 一般的なカップケーキだと、最初のひとくち目で香ばしいバターの香りと塩気や甘味が伝わってくるのだが、それがない。その代りに伝わってくるのは、サクッとしたレンコンの食感だった。

 食べ進めるとニンジン、シイタケ、鶏肉などの具材がケーキの中に埋もれていて、まるっきり筑前煮なのだ。

 次に手に取ったのはビーフシチューだ。

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