浅野拓磨が“ベンゲル詐欺”に引っかかった!? 労働許可が下りなかった理由とは……
2016/08/23 20:00
#サッカー #サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島公式サイトより(現在は削除)
今季よりサンフレッチェ広島から6億5,000万円の移籍金でプレミアリーグ・アーセナルに移籍していた浅野拓磨に、イングランドでの労働許可が下りないことが判明した。リオデジャネイロ五輪でも2ゴールと活躍した浅野は、シーズンが開幕したばかりのヨーロッパで、今から新しくレンタル移籍先を探すことになる。
イングランドでサッカー選手が労働許可証を取得するには、実は大きなハードルが存在する。
(1)FIFAランキング50位以内の国の選手であること
(2)30位内は25%、31位~50位以内の国の選手は過去2年間のフル代表戦に75%以上出場していること
(3)出場できていない場合、移籍金が約18億円以上の価値がある選手だということ
実は浅野は、この条件をまるで満たしていない。日本の現在のFIFAランクは49位とギリギリセーフだが、浅野本人のフル代表経験はわずか5試合で足りず、移籍金も前述の通り6億5,000万円で条件を満たさないのだ。では、アーセナルはなぜ労働許可証が下りない浅野を獲得したのだろうか?
「この規定は完全なものではなく、クラブによるThe FA(イングランドサッカー協会)との交渉次第ではクリアした事例はいくらでも存在します。例えば“ケガにより代表出場ができなかった”“まだ若いのでフル代表経験は少ないが、世代別での経験は十分に積んでいる”“移籍金が安かったのは、なんらかの明確な事情がある”などが、この交渉を左右する決め手となってきます。浅野も今回のオリンピックでメダルでも取っていれば、許可が下りた可能性はありましたね」(スポーツライター)
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