「面白い」が正義! 狂ったTBSに『芸人キャノンボール』再び
#TBS #テレビ裏ガイド #てれびのスキマ #藤井健太郎
「TBSって、クレイジーな局になってきたよね」
これは『クレイジージャーニー』(TBS系)の中で、最近のTBSのバラエティ番組について、松本人志が語った言葉である。最大級の賛辞といえるだろう。
確かに今のTBSは、『クレイジージャーニー』や『万年B組ヒムケン先生』『有田ジェネレーション』などの深夜番組の充実っぷり、そして、ゴールデンタイムでも『水曜日のダウンタウン』といった“攻める”お笑い番組がある。
中でも“狂ってる”と思わせてくれるのは、その大胆な編成だ。それをまざまざと表しているのが、明日24日のゴールデンタイムだ。
なんと、19時から特番『芸人キャノンボール2016』を3時間、続けて22時(正確には21時57分)から『水曜日のダウンタウン』が放送されるのだ。
ともに、「地獄の軍団」と名高い藤井健太郎プロデューサー率いる制作陣による番組だ。つまり、内容は抜群だが、決して視聴率を獲るとは言いがたい藤井が、この日のゴールデン4時間を独占するのだ。狂ってる。
『芸人キャノンボール』は、1997年から始まったカンパニー松尾によるAV作品『テレクラキャノンボール』が下敷きになっている(さらにさかのぼれば『テレクラキャノンボール』は映画『キャノンボール』が元ネタだが)。2014年には『劇場版テレクラキャノンボール2013』として劇場公開もされた作品だ。『キャノンボール』シリーズは、アイドルグループ・BiSの解散ライブを題材にした『劇場版BiSキャノンボール2014』にも発展した。プロレス団体・DDTでは、マッスル坂井によってスカパー・サムライTVでオマージュ作品『プロレスキャノンボール2009』を制作。その後、15年には『劇場版プロレスキャノンボール2014』があらためて製作され、劇場公開。大きな反響を呼んだ。
そうした「キャノンボール」シリーズの本活的な芸人&テレビ版として企画されたのが、『芸人キャノンボール』だ。
このAV作品を元にした番組が最初に放送されたのが、なんと16年の元日のゴールデンタイムだったのだ。「狂っている」「攻めてる」としか言いようがない。
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