「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
現代の「60過ぎたら、70過ぎたら、『買ってはいけない保険』全実名」を紹介しよう。
今、中高年を中心に爆発的なヒット商品になっているものに、銀行の窓口で販売されている「外貨建て保険」というのがある。
だが、金融庁はこの窓販商品を問題視しているという。特に、売れ筋の外貨建ての一時払い保険について、手数料が高めに設定されていて、顧客に不利益があると指摘し始めたというのである。金融庁関係者がこう明かす。
「金融庁が水面下で調査を実施したところ、外貨建て保険を売った場合、銀行側は保険会社側から販売手数料として7~8%、中には10%を超える高額を受け取っていることが判明しました。投資信託の販売手数料が2~3%なのに比べれば倍以上。『マイナス金利の時代に高金利で運用できる』とセールスしながら、実は500万円の保険料のうち50万円もの多額が銀行の懐に消えている」
私の経験からいっても、保険屋は加入者のことなどこれっぽっちも考えてはいない。甘い言葉で誘うが、いっている言葉に実はほとんどないと思ったほうがいい。
現代によると、介護保険も保険のプロたちは「入らなくてよい」と口をそろえるそうだ。ファイナンシャルマネージメント代表の山本俊成氏は、「介護保険は、日本のあらゆる保険の中で商品としての質が最も低い」という。
「日本では介護保険法が毎年のように改悪され、介護の対象者がどんどん変わってしまうため、まともな保険を作りようがないからです。しかも、基本的に保険料が割高で、払った分がそのまま返ってくるという構造。それなら、保険金で支払うカネを預金したほうがいい」
保険屋は千三つ屋。千に三つしか誠はない。私はそう思っている。
第6位。天皇が「お言葉」を述べて以降、その波紋は静かだが確実に広がっている。新潮でも様々な立場の人に感想を聞いているが、政治学者の白井聡氏のを紹介しておきたい。
「今回の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているという見解が、ささやかれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行ってきた。ゆえに、改憲勢力への牽制という見方はおそらく間違っていない」
だが、それよりも、国民統合の象徴である今上天皇が、象徴としての任を果たすことが困難になりつつあり、憲法遵守を誓う天皇が「ルール違反」を冒してまで皇室典範の改正という政治的行為を要請するほど、危機感が強くなっていることに注視すべきであるという。
対米従属構造の下に天皇の権威があり、さらにその下で営まれるものとしての戦後民主主義が規定されていたのだが、冷戦終焉後、この構造が日本の国家指針であることの合理性が失われてしまった。今や精神的権威は天皇ではなくアメリカにほかならないとして、「時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるためには何が必要なのかを国民に呼び掛けた」のが今回の「お言葉」だったとしている。
私には難しくてよくわからないが、天皇が重大な決意をもって「お言葉」を発したということはわかる。それにしても政府の対応は相当鈍いように見えるのだが。
ところで安倍首相は夏休み中はゴルフ三昧だったが、アッキーこと妻の昭恵さんは、ひとつ間違えば危ない行動に走っていたと新潮が報じている。
8月6日に沖縄県東村の高江地区にある米軍北部訓練場を彼女が「電撃訪問」したのだ。ここはオスプレイが発着するためのヘリパッド建設をめぐって、警戒する警察と反対派が睨み合い、7月には多数の逮捕者や負傷者が出ている場所である。
そこにSPもつけずに乗り込んだのだ。抗議を続ける「ヘリパッドいらない住民の会」の人間は、こう批判する。
「総理夫人は何のアポイントもなくやって来て明らかな挑発行為だ。僕らが手を出していれば、運動も潰されて政府のいいようにやられる。そういうやり口だよ」
こういう人を「無謀バカ」とでもいうのだろうか。この沖縄行きをアテンドしたのは「先の参院選で、山本太郎氏らの支援を受けて東京選挙区から出馬した歌手の三宅洋平さんです」(三宅氏の支援者)。彼は反原発で沖縄問題にも深く関わっているが、アッキーは池袋の飲食店で出会い、意気投合したという。
その際、アッキーは安倍首相に電話し、三宅氏と話しをさせたそうだ。反原発、沖縄の基地問題に本気で取り組むなら、まず夫を説得するのが先だろう。目立ちたいだけの物見遊山ばかりしていると、そのうち痛い目に遭うのではないか。
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