「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
お次は、ポストの「2016好きなジジイ、嫌いなジジイ」。いくつになっても好かれるジジイのベスト10。
ビートたけし、タモリ、長嶋茂雄、王貞治、高田純次、加山雄三、西田敏行、志村けん、池上彰、舘ひろし。
嫌われるジジイは、舛添要一、森喜朗、みのもんた、鳥越俊太郎、石原慎太郎、張本勲、鳩山由紀夫、小沢一郎、テリー伊藤、中尾彬。
私が嫌いなジジイを5人挙げてみよう。本当は安倍晋三を1位に挙げたいのだが、彼は65歳以下なので残念ながら入れることはできない。もちろん自分を入れるのもやめておいたが、そうとう上位に来ることは間違いない。
1位は石原慎太郎、2位はビートたけし、3位が森喜朗、4位は小沢一郎、5位は小泉純一郎というところかな。
私にはビートたけしのよさがまったくわからない。彼の顔がテレビに出るとすぐにチャンネルを変えるほどだが、どこがいいのか誰か教えてくれないか。
このところ鳥越俊太郎氏の評判が悪い。嫌われるジジイの4位にも上がったが、これまでの好感度が嫌悪感に変わってしまったようである。
文春の「淫行」報道がきっかけではあろうが、鳥越氏のジャーナリストとしての資質に問題ありという指摘が、ネットジャーナリストたちから多く出ているようだ。
ハフィントンポスト日本版で元毎日新聞記者の黒岩揺光氏が、「元毎日新聞記者の鳥越さんに聞きたいこと」というブログを掲載している。ざっと内容を紹介しよう。
「先日のハフィントンポストのインタビューで、『ペンの力って今、だめじゃん』と言ったことに驚き、落胆しました。日本では、『ペンの力』は長らく、新聞社の記者にしか与えられない特権でした。私の入社時の応募条件は30歳以下で大学卒。数千人の応募者の中から選ばれた50人の同期の顔ぶれは特定の大学出身者が多く、30歳以降にジャーナリストになりたくなった人や、特定の大学に入れないものは『ペンの力』を授かることが不可能に近かったのです。鳥越さんは毎日新聞の東京社会部や外信部という出世コースにおられ、その後も日本の報道の中心に居続けました。特権階級の中枢におられた鳥越さんが『ペンの力がだめ』と言うことは、野球チームの監督が『うちのチームだめなんだ』と言っているようなものです。監督ならどうすれば改善できるのか提案できるはずです。でなければ、日本の『ペンの力』に未来はないと思います。(中略)鳥越さん。改めてお聞かせください。なぜ、『ペンの力』はダメになったのですか? いや、どうやって、鳥越さんたち特権階級にいた人たちが『ダメにさせて』しまったのですか? ペンの力をまだ信じている私たちジャーナリストのためにも、是非、お答えいただけませんか?」
鳥越氏はだいぶ前、私に「僕は書くことはあまり好きじゃないんだ」といったことがある。新聞記者が書くことが好きではない? 驚いたが、たしかに彼は、書くよりしゃべりの人である。
それが悪いというのではないが、私も鳥越さんに聞いてみたい。いつ頃までペンの力を信じていたのか? それの力を弱くしてしまったのは、あなた方テレビを主舞台にしている“口舌だけのジャーナリストたち”ではないのかと。
第8位は将来の検事総長候補として前途を嘱望されていたエリート官僚の突然の辞職が波紋を呼んでいると、文春が報じている。
検察関係者がこう明かす。
「A氏は、司法修習時代の同期の出世レースの中ではライバルもおらず、頭1つ抜けた存在でした。(中略)ところが、今年6月に、地方の検事正から突然最高検に異動になり、7月には辞職したので、法務・検察関係者の間で『何があったんだ』と噂になっていました」
文春によれば、辞任の引き金となったのは検察の女性職員へのセクハラ疑惑だったというのである。
「彼が官舎に女性職員を連れ込み、セクハラ行為を行なったとして女性側から被害を訴える声があったと聞いています。女性側はかなり強硬な姿勢だったようで、A氏はセクハラ行為自体を否定していたものの、最終的には彼が念書のようなものを書き、辞職せざるを得ない状況に追い込まれてしまったと言われています」(同)
現在A氏は大手弁護士事務所の東京事務所に所属し、今後は弁護士として新たなスタートを切る予定だという。当のA氏は「セクハラ疑惑は事実無根です。何を根拠にそんなことをおっしゃっているのかまったく分かりません」と文春に答えている。
超エリートコースを歩んでいた彼にとっては、さぞかし残念な事態なのであろう。同情はするがね。
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