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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 超人化する5歳児の大衆扇動能力

超人化する5歳児・ハジメの大衆扇動能力がすごすぎた『はじめまして、愛しています。』

 美奈ちゃんが児童相談所の堂本(余貴美子)に相談すると、虐待に遭っていた子がイジメを見ると、極端な正義感に走ることがあるんだそうです。アドバイスを乞うても、堂本は「自分で考えろ」しか言いません。

 必死で考えた信ちゃんと美奈ちゃんの答えは、こうでした。

「イジメを見かけたらどうすればいいか、それはハジメが決めるしかない」
「ハジメが決めたことなら、お父さんとお母さんは全力で応援する」

 そんなこんなで、おゆうぎ会の本番の日を迎えます。おゆうぎ会は、信ちゃんママの入っているホームで行われるのでした。

 ホームに梅田家の家族親類が集まります。今回、周囲のそれぞれの家族が問題に直面していました。

 信ちゃんの妹・春代(坂井真紀)は、小学生の娘・アスカちゃんが言うことを聞かなくてイライラ中。ところが、アスカちゃんは春代の保護者会での傍若無人な振る舞いが原因で、クラスでイジメに遭っていました。

 なんとか仲直りしたものの、今度はその親子の仲の良さを見せつけられた信ちゃんママが、アル中で育児放棄したことを思い出し「ごめんね、春代……」と涙。春代も涙。

 信ちゃんの弟・タクミ(37歳フリーター)は、信ちゃんママの担当職員さんを孕ませてしまい「堕胎せよ」と説得中。自分に父親になる資格がないことを美奈ちゃんに吐露し、「変われない自分」に悩んでいます。

 そんなこんなで、おゆうぎ会オンステージです。

 先生のピアノの伴奏にあわせて、20人ほどの園児が「手のひらを太陽に」を合唱します。その中には、ハジメもいます。ニッコニコです。

 ところが歌の最中、ハジメの後ろでイジメが勃発。2人の園児が、ひときわ小柄な男の子の足を踏んだりなど、ちょっかいを出し始めます。気付いているのはハジメだけ。ハジメは先生にアイコンタクトを送りますが、演奏に夢中の先生は気付いてくれません。

 ここでハジメが、信ちゃんと美奈ちゃんに「ハジメが決めるしかない」と言われた通り、行動を起こします。

 まず、足で床ドン! そして、周囲をにらみつけます。迫力満点。歌が中断しました。先生は「ハジメくん、前見て歌いましょ」と不安気です。

 次にハジメは、イジメっ子2人の手を引き、先生の前に連行します。そして、意外なことを言うのです。

「先生、ピアノを弾かせてください」
「3人で、ピアノを弾かせてください」
「お願いします」

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