「ずっと、がむしゃらな生き物だった」【並木のり子】“にゃんたぶぅ”との出会いが、すべてを変えた
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
――ちょっとではない長さ!
並木 少しでも抜くと大事な何かが伝わらない気がして(笑)!
――あはは! “にゃんたぶぅ”はすごく性に合ってる感じですね。
並木 フリーで活動していると、常に「私は頑張っています!!」ってしていないと誰にも見てもらえないような強迫観念に苛まれるから、“にゃんたぶぅ”を始めて「そんなに頑張らなくていいから! のんたんは、子どもたちの可愛いアイドルなんだよ!」って、たくまんプロデューサーに呪文のように言われ続けて、「そっか……そうだよね……そうだよね……」ってなってきて。
――洗脳!
並木 それで髪を伸ばすようにしたり、普段からピンクの服を着たりして、のんたんを体に染みこませて染みこませて、やっと楽になったんですよ。それまで女の子として生きるのをすっかり忘れてたんですよ。
――ちなみに、その前まで何として生きてたんですか?
並木 なんだろう!? がむしゃらな生き物でしたね(笑)。常に変化してなきゃいけないと思っていて、バンドをしてるときも頭が刈り上がってたり、毎回髪型も色も変わっていたし、ロックスタイルの次にフェミニンとか、とっちらかった人になってました……。よく声優の現場に行って「のりちゃんって声優っぽくないよね」って言われていて、完全に何の人だかわからなかった……。
――生き急いでたんですね!
並木 まさにそう! たぶんフリーになってからは「今死んでもいいように生きなきゃ!」って思ってやってたから、どっかで何かがおかしくなったんでしょうね。ハムスターが輪の中をカラカラカラカラ回ってるみたいでした。だから“にゃんたぶぅ”をやることで、「あ、生きてる感じがしてきた」って。
――“にゃんたぶぅ”があって良かった! でも、男女入り交じってるとアレじゃないですか? うっかり恋が芽生えたりとか……。
並木 えっ? 私がまったく趣味じゃないので……ん? 2人も私のことをまったく趣味じゃないし……うん、好みじゃない。好みじゃないんです。きっと好みじゃないから……。
――そんなに強調しなくてもいいですよ!
並木 変に誤解されたくないというか、本当に気持ち悪いくらい仲が良いんです。尊敬してるし、本当に出逢えてありがとうですよ。
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